宿敵・早大に雪辱果たす/関東大学秋季リーグ戦

 本学2次リーグ最後の対戦は、宿敵・早大。1次リーグではダブルスコアで完敗だった。しかし今試合は序盤から圧倒的な勢いを見せ、リベンジを果たした。

 第1ピリオド開始早々、本学は今までとは明らかに違う雰囲気を醸し出していた。積極的に攻撃し、果敢にシュートを狙う。前試合から日にちがない中「よく持ち直した」(監物コーチ)と見違えるような集中力を見せた。まず主導権を握ったのは本学。早大2人のペナルティによって5対3でパワープレーの大チャンス。何度もシュートを試みるも決めきれないまま、まもなく1人目が再び出場しようという17分48秒。坂田(政経2)と土屋(営1)のアシストで田中(政経2)がゴールを決める。早大から先制点を奪い、喜びを爆発させる明治の選手たち。そこでさらに活気づいた本学は、約1分後の18分52秒には近藤(営2)が、その直後19分11秒には河野(商4)のパスを江端(法2)がきれいに決め、終始本学のペースで進んだ形で第1ピリオドの幕が閉じた。

 第2ピリオドが始まり、5分27秒に1点を返された。それでも勢いに乗る本学も6分30秒。近藤・田中がパスをつなぎ、土屋がゴールに押し込み、またしても3点差に突き放した。14分22秒に早大がまた本学のゴールネットを揺らし、2点差につめ今ピリオドを終えた。

第3ピリオドは8分53秒の本学5点目のゴールを始めとし、約1分ごとに攻守が入れ替わる白熱したゲームがくり広げられる。両校プライドを懸け、その後しばらく点数は動かないものの、選手がゴールに迫るごとに、またゴーリーがシュートを止めるごとに観客席が沸いた。試合終了2分を切った18分11秒。金子(早大)から上野(早大)のシュートを決めると、早大はゴーリーをあげての6人攻撃を仕掛け、決死の作戦に出る。しかし本学も全員で堅い守りを見せシュートを決めさせない。そして本学ゴール側での混戦の中、河野が大きく打ったパックが誰もいない早大側ゴールに吸い込まれるよう入り、そのままゴール。残り25秒で早大が得点するも、2点差を覆すことができず、そのまま試合終了のブザーが鳴った。

「自分たちの良さがしっかり出せれば勝てる」(監物コーチ)ことがわかった今試合。さらにこの勝利によって2次リーグ2位が決定し、3次トーナメントは準決勝(12月1日)からの試合と決まった。どのチームが上がってきても、手強い相手が予想される。しかしそこは「気持ちの問題」(監物コーチ)。勝負強い本学は、きっと“自分たち”らしいプレーで今年も活躍してくれるに違いない。