(2)ストローク(長島惇 清家光)
汗を飛び散らし、ラケットでボールをはね返す。さわやかで熱いスポーツであるテニスは、大学でも広く親しまれています。サークルなどで大学からテニスに触れ、うまくなりたいと感じた人も多いでしょう。そこで、06年インカレベスト8や07年関東ベスト4と、今、昇り調子の明大硬式庭球部に技術向上への秘けつを聞いてみました。上達することで、さらにテニスの魅力に取り付かれて行くはずです。
第2回はゲームの基本となるストローク編です。
―ストロークの時に気をつけていることは?
長島「足を動かして、打つまでの準備をしっかりすることです。打点は腰のちょっと上で」。
清家「自分は力がないので、まずミスをしないようにして、相手の嫌な所を狙っていくようにしています」。
―初心者にありがちなミスは?
長島「フレームショット(※1)です。ボールを最後までちゃんと見ることが大事です」。
清家「ホームラン(※2)ですね。ただ強く打つんじゃなくて、うまく力加減ができればいいと思います」。
長島「フレームショット(※1)です。ボールを最後までちゃんと見ることが大事です」。
清家「ホームラン(※2)ですね。ただ強く打つんじゃなくて、うまく力加減ができればいいと思います」。
―ストロークはどんな風に練習したらいいですか?
清家「試合に近い感じで球出しからやるのがいいと思いますね。あといつもネットの高さを意識して打っています」。
―ストロークを練習する上で指導されたことは何ですか?
長島「守りすぎず、攻められる時はきちんと攻めるということです」。
―どうやって打ち分けやコントロールをしていますか?
長島「相手が速い球を打ってきた時は、その反動を利用してカウンターを打ちます。コントロールは回転量ですね。(飛距離が)浅い球にはスピンをかけて、深い球には押し出すように」。
清家「(飛距離が)短い球がきた時は、いつもより丁寧にスピンを多くかけてスライスを打っています。コントロールは、こういう角度で打ったらこう落ちるというイメージを持つといいと思います」。
―どうやったらボールを見分けられますか?
長島「ずっと続けていると、ラケットの振り方やボールの軌道から見分けられるようになります」。
※1 ラケットの枠でボールを打ってしまうこと。
※2 力任せに打つためにボールが遠くへ飛んでいってしまうこと。
情熱の新主将
尾崎主将(営4)のあとを引き継ぎ新主将となった長島(農3)。今年度は佐藤(政経2)とダブルスを組み、インカレでは2回戦進出、リーグ戦では負けなしと、チームの中心ペアとして貢献してきた。ポイントを決めるごとに大きなガッツポーズとおたけびで盛り上げる姿がとても印象的だ。
テニスとは?という問いに対して「(やっているときは)自分らしさが出せるスポーツ」。そんな長島新主将の目標はもちろん「1部昇格。そのために何が必要なのか、練習も試行錯誤してムダのない練習をしていきたい」。新しく夜間のトレーニングを義務づけるなど、長島らしく熱く部員たちを引っ張り、自身もチームも多くの活躍を見せてくれるだろう。
テニスとは?という問いに対して「(やっているときは)自分らしさが出せるスポーツ」。そんな長島新主将の目標はもちろん「1部昇格。そのために何が必要なのか、練習も試行錯誤してムダのない練習をしていきたい」。新しく夜間のトレーニングを義務づけるなど、長島らしく熱く部員たちを引っ張り、自身もチームも多くの活躍を見せてくれるだろう。
◆長島惇 ながしまあつし 農3 浦和学院高 174cm・64kg
粘りのストローカー
清家(法1)は、1年生ながらインカレ・リーグ戦ともにシングルスで出場。「自分は力がないから」と一撃で仕留めるような派手さはないものの、試合中では堅実なストロークと粘りのラリーを見せた。相手を動かし、自分の特性を生かしたプレースタイルで活躍している。
テニスとの出会いは、小さいころに両親に連れて行かれたテニスクラブ。長い付き合いゆえに「ずっとやっていると嫌になる時もあるけど、またやりたくなる」と言う。これまでそんな苦難を乗り越えてきたからこそ、粘り強さが身に付いたに違いない。オフシーズンが明けた大学2年目の春、彼のさらなる成長を期待したい。
テニスとの出会いは、小さいころに両親に連れて行かれたテニスクラブ。長い付き合いゆえに「ずっとやっていると嫌になる時もあるけど、またやりたくなる」と言う。これまでそんな苦難を乗り越えてきたからこそ、粘り強さが身に付いたに違いない。オフシーズンが明けた大学2年目の春、彼のさらなる成長を期待したい。
◆清家光 せいけひかる 法1 九州国際大附高 173cm・58kg
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