勝利ならずも若い力が躍動/関東学生女子大会
今回は大学馬術においては数少ない女子のみで行われる大会だ。本学は女子の部員が少なく、チームを組むこと自体が難しい状況の中で臨んだ大会となった。苦戦が予想された今大会だったが、障害飛越飛越競技では佐々木が4位と健闘。「久々で緊張しました」と話す佐々木だが、ジャンプオフの末の入賞と次につながる好成績を残した。2種目団体総合でも5位に入り、「まずまずの結果。来年はもう少し女子の選手が入ってくるからチームが組めるようになると思う」(長田監督)と来季へ向けての期待を口にした。
また、女子の後に行われた関東学生会長杯では、ルーキーの立田が3位に入る活躍。今年は馬インフルエンザの影響で多くの大会が中止になり、1年生はここまで試合に出ることすらできないという状況。そのため実戦感覚の鈍りが懸念された中での競技となったが、出場した荒木(商1)、江副(農1)、立田の3選手全員が減点〇で競技を終える素晴らしい集中力をみせた。タイムの差で他大の選手に敗れはしたものの、初出場としては上々の結果。「高校の国体以来の大会で緊張しました。まさか入賞できるとは。馬のおかげです」(立田)と安堵の表情を見せながらも、「次回も入賞できるように頑張りますと」(立田)と気合をいれる。「普通は試合で色々覚えていくものだけど、今年の1年生はそれができなくてかわいそうだった。そんな中でも思ったよりよくやってくれた。まあまあじゃないかな」と監督も及第点を与える。
先日の全日本ジュニアを終え、これから西脇(文3)を中心に新体制を築いていく本学。今回の1年生の活躍は、4年生が抜けた部内での競走をさらに激しくする良いきっかけとなったはずだ。
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