またも帝京大に敗れベスト16/全日本大学選手権
女子団体は格下相手に圧勝し、1回戦を突破。しかし、2回戦では関西インカレ王者の近大と対戦。本学は横山(法4)を先鋒に立てて、果敢に勝利を狙いにいくも0-3と完敗を喫した。
一方、男子団体は1、2回戦では危なげなく勝利を収め、3回戦に駒を進める。勝てばベスト8という戦いの相手は、関東インカレで敗れている帝京大。「関東インカレの雪辱戦だったから、どうしても勝ちたかった」(稲・法3)。その言葉通り、本学は先鋒の谷崎(文2)が身長差のある長身選手から一本を奪うなど、気迫のこもった攻撃を見せる。しかし、その後逆転され、惜しくも4-6で敗戦。
次鋒の浦野(農3)も0-5と後のない状況から、立て続けに3ポイントを奪い、意地を見せるも3-6で敗れてしまう。その後は善戦するも、素早い突きや蹴りを打ち込んでくる帝京大の攻撃に圧倒され、0-5と完敗。「まだまだ強豪校との実力差は縮まっていない」(稲)。関東インカレのリベンジはならなかった。
大会を終え、4年生は引退。「みんな頑張ってくれた。前に出て戦って負けたので悔いはない」(温主将)と目を潤ませて語った。温主将は他大学を参考にして練習方法を研究するなど、空手に対して常に探究心を持って取り組んでいた。今大会は出場しなかったが、部員の先頭に立って、誰よりも大きな声を出してチームを鼓舞する姿は印象的だった。
男子団体は帝京大戦のメンバーがすべて3年生以下であることを見ても分かるとおり、来年は今季の主力選手がほぼ全員残る。「来年こそは強豪校に勝てるチーム作りをしたい。それにはこれからオフの間に、個々が今大会の悔しさを忘れずにいかに自主練をできるかがカギになる」(稲)。今季は関東インカレで5年ぶりに3位入賞するなど、好成績を残したが、強豪校を倒すことはできなかった。「あいつらは悔いを残さない学年だからやってくれるはず」(高鍋・商4)。来季こそは関東2強である帝京大、駒大の牙城を崩してほしい。
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