43年ぶり2度目、リーグ優勝を決める!/関東大学リーグ戦
試合前に「今までの先輩たちがいたからこそ今がある。感謝の気持ちを持ってプレーしよう」(神川監督)と気合いを入れて臨んだ本学。しかし前半から予想以上に激しく攻めてくる相手に対し、本学は思うように自分たちのサッカーができない。そんな中でも自陣でボールを奪い左右のサイドを使った攻撃でカウンターを仕掛けるが、相手の堅い守りに阻まれシュートが決まらず前半を終える。後半は一進一退の攻防が続く。石井主将(営4)や長友(政経3)が体を張った守備を見せ、橋本(政経3)が起点になり攻撃を組み立てていく本学。しかし最後のシュートがなかなか打てず、試合はスコアレスドローとなった。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、選手、スタンド全員が喜びを爆発させた。「自分たちをおごらず、ひたむきにプレーし続けたからこその優勝」(関・法4)。快進撃を見せた天皇杯の後もチャレンジャー精神を忘れず戦い抜いた。結果は引き分けだったが、「今日だけはそれでも良い。とにかく優勝できて良かった」(石井主将)と選手たちは満面の笑みを浮かべた。
次に待つのは今季の総決算・インカレだ。12月19、21、23日とグループリーグに臨む。関東王者となった本学が大学サッカー界の頂点を目指し、どのようなサッカーを見せてくれるのか。期待は膨らむばかりだ。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「まだ実感はわかないが終わったなという感じ。選手には見えないプレッシャーがあったと思うが、よくやってくれた。サッカーに真面目に取り組んできた結果だし、明治はほかの手本になれるようなチームだと思っている。でもまだ終わりではないし、おごることなく精進していきたい」。
・石井主将
「正直うれしい。ホッとした。試合の内容は良くなかったが、今日に限ってはそれでも良い。インカレは関東1位として、もちろん優勝を狙っていく」。
・関
「うれしいけど、自分のミスが多かったから残念な気持ちもある。最後だからいいプレーをしたかったんだけど。でもチームが優勝できたので良かった。優勝する自信はあったし、いい選手がそろってるチームだから驚く優勝じゃない」。
・斎藤(法4)
「初めての優勝、最高です。2年から試合に出させてもらって最後に優勝できて、人生の財産になった。監督には楽しんで悔いのないよう、やってきたことを出し切るよういわれた。インカレは関東1位に恥じない試合をしたい。一つでも多くの試合をしたい」。
・根本(農4)
「最高です。まだ実感はないけれど、自然に涙が出ました。試合は勝ちを狙っていったけれど、予想以上に苦しかった。4年にとっては最後のリーグ戦でやっぱり意識した」。
・長友(政経3)
「優勝できてうれしい。立ち上がりはプレッシャーで硬かったけれど、その分ゲームの入り方という課題が見つかった。4年生と一緒に優勝したかった。インカレは1試合を大事に戦いたい。優勝します」。
・橋本
「長い期間やる1番難しいタイトルを、色んな波があった中で穫れたことはうれしい。試合内容は最低。勝ち点1以上を絶対取るっていう最低限のことができたのは良かった」。
・林(商3)
「うれしい。引き分けより勝ちたかったけれど、優勝できたのが1番大きい。相手もよく研究していた。優勝が懸かった試合ということは考えないようにしたけれど、立ち上がりの硬さはそれかもしれない。自分のプレーに満足はしていない。でも優勝できたのが良かった。来年は得点王狙います。」
・近藤(営3)
「うれしい。けど内容はだめすぎて恥ずかしいくらい。でもプレッシャーは全然なかった。今年は優勝候補に挙げられていたし、やる以上は思い切りやって優勝目指していた。インカレでも優勝目指して、チームのために頑張ります」。
・増田(商3)
「うれしいですけど、まだ実感がわかない。坪内(営3)と中盤を崩されずにいけるとこはいって、最後の受け渡しをしっかりやることにしていた。インカレまでは気が抜けないので、頑張ってやっていきます」。
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