最高はベスト8、しかし練習の成果みえた/体重別選手権
昨年2階級制覇を成し遂げた本学。シーズン最後の、全日本インカレ前の最後の個人戦であるだけに、少しでも多くの選手の上位入賞が期待された。
しかし、各体重別の出場者は多いところではなんと100人。勝ちあがるのは、至難の業だった。昨年の優勝者・谷崎は連覇も期待されたが目に打撃を受け、その影響もあり惜しくも3回戦敗退。温主将は最初リードしていたものの、残り4秒で同点に追いつかれ、さらに残り2秒で逆転され敗北するという結果となった。出場者のなかで本学の最高は、ベスト8。しかし、今大会は各選手の成長と練習の成果が多く見られた。
まずは児玉、山村の1年生と、2年生の中村。彼らは前回の大会で形の団体戦に出場したこともあり、今まで形の選手としてのイメージが強かったが、今回は組手でも健闘をみせた。特に中村は、世界選手権の候補に選ばれるほどの、駒大の強豪選手をやぶるという金星をあげ、見事ベスト8に輝いた。「中村の結果は、日ごろの積み重ねがあったから」(温主将)。今回の経験が、きっと中村にとっても自信にもつながったことだろう。
また、蹴りの練習に力を入れてきた成果が大会中に見られた。中村も試合中に蹴りを多用し、高得点を稼いでいた。駒大などの強豪校の練習法を取り入れ、密度の濃い練習にした効果が表れているようだ。
あとは、全日本インカレを残すのみとなった本学。「やるだけやって、あとは気持ちでぶつかっていく。どうせやるなら、近大、大正大のような西の強豪と戦いたい」(温主将)。目標である、インカレ団体ベスト8を果たすチャンスはあと1回。引退を控える4年生を筆頭に、部員全員一丸となって全力で勝利へ向かい突き進む。
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