
3日目 試合後コメント/全日本学生個人選手権
新井
――1年ぶりの大会出場となりましたがいかがでしたか。
「去年、正直に言うとかなりひどい内容で、自己新記録も取れずに終わってしまったので。今回はスナッチで(自己新記録が)取れたんですけど、1本目を落としてしまったので、そこは少し詰めの甘さがあると感じました」
――セコンドからはどのような言葉がありましたか。
「『とりあえず行ってこい』と。『自信を持って。今まで練習頑張っていたから、お前なら絶対にできる』と声掛けをしていただいて、それに支えられました。かなりうれしかったです」
――これからの意気込みをお願いします。
「上の学年でしたら道畑先輩がいらっしゃって、記録がかなり離れているので、それに追い付きたいです。新たに1年生で、今は試合に出ていないですが根岸(蒼空・政経1=藤岡工)くんと田中(優生・政経1=愛工大名電)くんがいて実力もありますし、才能もある2人に負けないよう、道畑先輩にも勝てるように練習していきたいです」
道畑
――大会を振り返っていかがでしたか。
「新年度が明けて一番初めの試合でした。大阪は地元ということもあり、表彰台に登りたい強い気持ちもあったのですが、体の不調だったりで調子をうまく持ってこられませんでした」
――東インカレに向け、どのように調整していきたいですか。
「スナッチは感覚を戻していける自信があって、どれだけ力をつけ、自分の思い描いたフォームで上位に食い込めるか、頑張っていきたいです。クリーンは感覚が良く何かをつかんだ気がするので、それをうまいことを練習に取り入れて。もっと具体的な感覚をつかめるようにしたいですね。そしたら160キロであたふたするようなことはないと思うので、もう少し上の170キロくらいまでいきたいです」
大久保
――今日の試技を振り返っていかがですか。
「60点ぐらいですかね。スナッチの128キロ、ジャークの156キロなんですが、これまでずっと触ったことがない記録でして。そこを触れたのは良かったんですけど、スナッチは2本目の123キロから128キロへ、少し上げすぎてしまったかなというのがあって。ジャークも同じで6キロ上げたというのは、今まで触ったことのない重量を触るにしては上げすぎたのかなと思うので、60点ですかね」
――東インカレも踏まえ、何か目標はありますか。
「東インカレはまず出られるかどうかまだ確定してないんですが、出られたら自分の階級で4位を狙いたいと思っています。そのために、スナッチ130キロ、ジャーク155キロを目指したいです」
辻本
――スナッチのフォームが安定しているように感じました。
「初めて大会に出た際に、自分のスナッチはかなりの本数をアップしなければ、本来の力が出せない『繊細なスナッチ』というふうに先輩から言われたので、今回自分の中では多めにアップしました」
――ジャーク3本目は7キロの重量増加となりました。
「そうですね。もう(1本目の)140キロから148で8キロ上げているので、先輩方とも相談し、動き的にも7キロ増やせるかどうかで。自分的には気持ちも高まっている状態だったのですが、その結果デッド(リフト)も少し重めで、クリーンも入りはしましたけど立てませんでした」
寺西
――本日の試技のポイントを教えてください。
「スナッチは3本目の136キロ落としてしまったんですけど、あそこで取れる選手というのが強い選手だと思っているので、そこが自分の課題かなと思います。ジャークでは175キロを差すように(監督から)言われていて、しっかり言われたことがやれたのは良かったと思っています」
――ご自身の体重管理についてはどのようにお考えですか。
「前まで体重が125キロほどで重たかったんですが、それで膝を痛めたり腰を痛めたりすることが多くて。もう少し体重を減らしつつ、以前にできた重量をやるというのを今はやっていて、そのおかげもあり体力もつきましたし、ケガのリスクも少なくなって。あとはこの調子でケガをしない、そしてまたこれから自分は体重を上げられるので、その分記録を伸ばすことができればいいと思います」
――ありがとうございました。
[杉田凜、松下日軌]
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