法大戦、まさかの黒星/関東大学秋季リーグ戦
四強対決ともあり、第1ピリオド序盤から氷上でもベンチでも声が飛び交い、体を張ったプレーが多く見られた。そんな中、まず先制点を挙げたのは本学、近藤(政経2)。6分43秒、澤崎(政経4)、土屋(営1)のダブルアシストからシュートを決めた。しかしその後、ピリオド終了間際の17分42秒に法大が同点ゴールを決め、第1ピリオドを終えた。この終了直後、審判への抗議をペナルティとして取られ、梁取(政経3)がゲームミスコンダクトペナルティで今試合の残り時間出場停止の処分を受けることとなった。
そして第2ピリオド。さらにプレーにも気合が入り、セットを組みかえ挑んだ本学は田中(政経2)、畑中(政経4)らが何度もシュートを試みるが決まらず、もどかしい展開が続く。一方の法大も、激しいチェックや素早いパス回しで本学のゴールを脅かした。この状況でピリオドの半分以上が経過した11分04秒、草野(営3)からのアシストを受け高田(政経3)のシュートがこの沈黙を破る。しかし、その約1分後、またしても同点ゴールを許し、さらに17分49秒には追加点を決められ法大1点リードのまま、第2ピリオドも終了を迎えた。
迎えた第3ピリオド。リードを許している本学は、「ベンチから声出そう!」などの声が聞かれ、チーム一丸となっているようにさえ見えた。しかし選手たちのその気持ちとは裏腹に、ゲームの主導権は徐々に法大に握られていく。7分33秒、8分08秒と連続でゴールを決められ、焦りなどから「攻めと守りがバラバラ」(藤井監督)になっていく。この連続得点でさらに動きのキレが良くなっていく法大。15分14秒に今試合6点目を許し、点差が4に開いた時には「悪いところが全部出た」(藤井監督)と本来の良いプレーを出せなくなったまま本学は追加点もなく、最終ピリオドの幕を閉じた。
ここまで本学は、試合ごとに反省点を改善し、良い流れをつかみ始めてきた。しかし「悪いところが今になって出てきて、チームの状態が振り出しに戻ってしまった」(藤井監督)と悔しい試合内容であった。今週金曜日には、2次リーグで早大に引き分けた中大との闘いが控えている。1次リーグには完封勝利したものの油断のできない相手だ。しっかり練習で調整し直し、万全の状態で試合に臨みたい。
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