
悔しさが残る 男女ともに春季リーグ5位フィニッシュ/関東学生春季1部リーグ戦
昨年度、関東学生春季1部リーグ戦(春季リーグ戦)優勝を成し遂げた男子部は2連覇を狙い臨んだが、1勝4敗の不本意な結果で今年度の春季リーグ戦を終えた。また女子部も白子町の海風に苦しみ、男子同様5位に終わった。
◆5・12 関東学生春季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
<2日目>
<男子>
○明大3―2国学院大
明大1―4中大○
明大1―4法大○
<女子>
明大1―2早大○
○明大3―0立大
前年度王者の春は悔しいものになった。男子部は初日に日体大戦、早大戦に敗れ国学院大戦の途中から再開となった大会2日目も、思うようには進まなかった。国学院大戦での敗北からスタートした2日目は中大、法大と対戦した。
明大のサーブから始まった中大戦ダブルス初戦では辻花陸(営3=能登)の左右に相手を翻弄(ほんろう)する動きや上田泰大(商2=尽誠学園)の相手の強烈なフォアハンドに合わせるボレーなどの多彩な攻撃を展開したが、中大のパワーあるストロークに苦しみ敗北を喫した。2番手の大辻伸彬(農4=尽誠学園)・金山勇波(営4=霞ヶ浦)の副将ペアは後衛・金山の攻撃で崩し前衛・大辻のボレーを決めるなど息の合った攻撃を仕掛けタイブレークまでもつれ込んだが最後は相手にリターンをボレーで返され惜敗した。続く3戦目のシングルスには主将の米川結翔(商4=尽誠学園)が出場。深いボールを打ち込み攻撃的なプレースタイルをとるが、スマッシュなどの決定機にミスを犯して敗北してしまう。ここまで3連敗と悪い流れを断ち切りたい4戦目に出場したのは岡田侑也(農2=とわの森三愛)・中村悠峰(営2=能登)の2年生ペア。前衛2人の超攻撃的フォーメーションから繰り出されるボレーの嵐で相手を圧倒し勝利した。このまま流れに乗りたい5戦目のペアは藤崎広大(法1=尽誠学園)・半澤寧大(農3=とわの森三愛)のレフティペア。「左利き同士で難しかったが、どうすれば相手が嫌がってくれるかを1試合目は2人でよく考えて話し合って実行することができた」(藤崎)と話すように積極的に相手のスキをつくり出す攻撃を行い、スマッシュのチャンスを何度も生み出した。しかし終盤になるとミスが目立ち始め3-5で敗北した。
春季リーグ最終戦の対戦相手は法大。初戦から苦戦を強いられ、なんとか1勝したい最終戦に出場した岡田・中村ペアが激闘を繰り広げる。岡田のカットサーブが光り連続サービスエースなどで攻撃を優位に進める明大だったが、法大も粘りを見せて試合はタイブレークに突入する。そこでも中村のスマッシュや岡田のボレーがさく裂して7点を取り明大はうれしい1勝を手にした。
前年度王者は1勝4敗と不本意な結果で春のリーグ戦を終えた。昨年度優勝した全日本大学対抗選手権に向けてチームは再起を図る。
女子部は昨日の3試合は全敗と苦しい状況で迎えた2日目。午前中の早大戦にも敗れてあとがない立大戦でチームは躍動した。西川なつみ(政経2=昭和学院)・北川アンナ璃咲(商3=京都光華)ペアが4-0のストレート勝ちで初戦を飾ると、続く2試合も勝利し1勝を挙げた。昨年度は最下位に終わったが今年度は順位を一つあげ5位で春季リーグ戦を終えた。
[佐藤比呂]
試合後のコメント
藤崎
——藤崎選手は今回初めてのリーグ戦でしたが、大会が始まる前の意気込みはどのようなものでしたか。
「自分はとにかく1年生なので元気よく、チームの勢いを出すようなプレーなどをしたいと考えていました。結果的には1回も勝てなかったけれど、チームに勢いを与えられるプレーが多く出たのではないかと思います」
半澤
——試合前の目標やそこに向けての対策などはありましたか。
「僕たちだけではありませんが、チーム全体としてリードしたときにどう自分たちで攻められるかという部分がこのチームの課題としてあります。それこそ僕たちの陣形は超攻撃型なので、そういう場面で守りに入るとすぐにまくられてしまうのでそこを意識していましたが、いざ試合になると守りに入ってしまう自分もいたのでこれからの練習で克服できるようにしていきます」
青松淑佳(政経3=昇陽)
——今回のリーグ戦全体を振り返っていかがですか 。
「みんなで優勝だけ狙ってやっていたのですが、 これが今の結果だなと個人でも、みんなも感じていました」
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