課題残る試合内容/秋季関東学生リーグ戦

1999.01.01
 ついに始まった秋季リーグ戦。初戦、相手は8月に行われた東日本インカレでも対戦したばかりの慶大だった。実力の差は歴然としており、本学の圧勝が期待された。ところが得点は伸び悩み、実力が発揮しきれず課題の残る内容となった。
 
 予選リーグ全勝で順位決定戦に駒を進めたい本学。初戦で確実に相手を倒し勢いをつけたいところだったが、課題となっている前半の動きの悪さがこの試合でも出てしまった。「前半は動きが悪く、走れていない」(小池コーチ)。試合は相手ペースで進められ、選手たちのプレーが上手くかみ合わない。そんな苦しい状況の中、前半20分、試合が動いた。臼井(商3)が巧みなボールさばきでパスをつなぎ、伊藤(理工3)が1点目を決める。その後、しばらく均衡状態が続くが、ファウルを受けたことによるP・S(ペナルティー・ストローク)で、武藤主将(営4)が確実に2点目を決めた。少しずつ、しかし確実に、いつものプレーを取り戻していった本学。後半残り10分、サイドをドリブルで駆け上がった伊藤のパスから沼田(法2)が鮮やかなシュートを決め、3-0で相手を下した。

 慶大に対し勝利を収めた本学。「初戦、勝てたことはよかった」(武藤主将)。しかし、前半の動きの悪さは、最近のどの試合にも通じることであり、その改善が求められる。また「試合運びが単調になり、パスなどによる緩急がつけられていない」(小池コーチ)。課題の残る試合となったが、次の試合までに調整し、残りの試合、全力を出し切ってほしい。