
伝統の一戦開催 先制するも痛み分けに/第65回明立定期戦
第65回明立定期戦がホームで開催。前半21分、田部が先制に成功し、前半を折り返す。しかし、後半63分に相手に同点弾を許し、今年の定期戦も、痛み分けで終わった。
昨年度は1-1と惜しくも引き分けに終わった明立定期戦。現在リーグ戦連勝中の明大としては、しっかりと勝ち切りこの勢いをさらに加速させたい一戦だ。開始早々、3本のCKを得るなど積極的に攻める明大だったが、13分に相手の強烈なシュートが左ポストに当たるなど、両者譲らない展開となった。試合が動いたのは21分、混戦の中流れたボールに合わせた田部が押し込み先制に成功する。「今年初めてチャンスをもらった中で、得点という形で結果を出したのはよかった」(田部)。その後は追加点を奪えず、1点リードで前半を折り返した。

3人の選手を交代し、スタートした後半、一進一退の展開が続き、なかなか得点につながらない。しかし、63分に右からのクロスを上手く合わせられ、失点を許してしまう。5人の交代メンバーを投入し、新たな攻撃を模索するも、ネットを揺らすことはできず、勝ち切ることはできなかった。トップ初出場の選手や、交代の多かった今試合。「1-1で残念だったが、新しい戦いをすることがでできた。チャレンジして、またいい気づきになったのではないかなと思う」と栗田監督は前向きに語った。

去年と同様、痛み分けに終わったが、新たな明治の姿を見ることができた試合であった。「結果を残すためには、自分の武器が大事だし、自分の個を出そうと思った」(内山)。「こういうチャンスをつかめるかどうかは大事な部分だと思う。その為に自分は毎日やり切ってきたことを出すだけだ」(森田)。トップ初出場の選手たちは上のように語った。リーグ戦暫定首位の明大。次節の相手は国士大だ。今回の引き分けという結果を気を引き締めるきっかけとし、リーグ戦のさらなる躍動に期待したい。『圧倒する』この言葉を胸に明大の負けられない戦いは続く。
[藤原茉央]
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