日体大に競り負け リーグ戦3連敗/春季関東大学1部リーグ戦

2024.05.12

 春季関東大学1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)9戦目は日体大と対戦。第1セットから両校譲らず、第2、3セットではデュースまで進む熱戦。しかし1セットも取れず今季初のストレート負けに終わる。

◆4・6~5・19 春季関東大学1部リーグ戦(慶大日吉体育館他)
▼5・12 対日体大戦(日体大米本記念体育館)
明大0{23―25、25―27、30―32}3日体大〇

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH荒井貴穂(法1=駿台学園)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、S近藤蘭丸(文3=東福岡)、Li佐々木駿(商3=土浦日大)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 第9戦目は日体大の応援の声が大きくやりづらい中での一戦となった。第1セットから白熱した展開で両校気の抜けない状況であった。明大はピンチサーバーで投入された松木太一(政経1=上越総合技術)のサービスエースなどから得点を挙げ勢いをつけたが、最後は相手セッターに場内が静まり返るほどのツーアタックを決められ1セットを落とした。

 第2セットからは真ん中からの攻撃を増やし相手に狙いを定めさせず、デュースまで入ったが連続でセットを落とした。後がなくなった第3セットでもデュースまでもつれ込んだ。前セットよりも長く続いたデュースでありさらにプレッシャーがかかる状況であったが、「もう一度、雰囲気あげて相手にぶつかっていこうと話した」(近藤)と流れを再び取り戻した。30点を超える戦いとなったが、ベンチワークのミスなどあり、30―32で第3セットも落とした。

 前日のフルセットでの戦いの疲労などもありストレートでの悔しい敗戦となった。春季リーグ戦も残るところあと2試合。「敗戦からも学ぶものもが多いので、残り2つしっかり勝ち切って春リーグより良い結果で終われるように頑張ります」(岡本)と語った。今回の敗戦を受けてさらに進化した“明治のバレー”で中大戦の勝利に期待がかかる。

[竹本琉生] 

試合後のコメント 
岡本
――今日の試合を振り返っていかがですか。
 「 サーブで相手に攻められて、自分たちが思うような攻撃展開に持っていくことができなくて、 ちょっと苦しい場面が結構多くなってしまったのが試合全体として多く、そこが勝ちきれなかった原因かなと思います」

近藤
――残り2試合に向けて意気込みをお願いします。
 「あまり今のチーム状況的には良くないですけど、 ここを乗り切るのはやっぱり上級生の力だと思うので、自分が上級生としてチームを引っ張っていけたらなと思います」

荒井
――ご自身のプレーはいかがでしたか。
 「サーブレシーブが若干崩されたかなとは思います。攻撃で、サイドアウトの時に自分も攻撃参加できて決めきれたのはよかったかなと思います」