
有言実行 競歩で近藤優勝!/関東大学対校選手権
短距離の勢いを受け、波に乗りたい3日目。全ブロックから出場する今日こそ、総力戦で多く決勝に進みたい。自己ベストを更新し、決勝へ駒を進めた選手、そして優勝を果たした選手と大躍進の明大。最終日に向け、最高の成績を残した。
◆5・9~12 第103回関東学生対校選手権(国立競技場)
◆3日目
▼男子1部400メートルH予選
4組 小林真 55秒51 8着
▼男子1部800メートル予選
4組 増子 1分54秒38 7着
5組 加世堂 1分53秒59 1着 準決勝進出
▼男子1部200メートル予選
1組 中谷 21秒18 2着 自己ベスト 準決勝進出
4組 上新 21秒75 5着
▼男子1部3000メートルSC予選
1組 小林周 9分11秒16 11着
2組 窪田 9分39秒73 17着
▼男子1部800メートル準決勝
1組 加世堂1分52秒71 3着 自己ベスト 決勝進出
▼男子1部1万メートルW決勝
近藤 1位 40分32秒85
村越 11位 43分08秒29
櫻井 DQ
▼男子1部4×400メートルR予選
1組 佐田、太田、平岡、原田 3分10秒23 6着
関東学生対校選手権(関東インカレ)もついに後半戦に突入。雲一つない快晴に恵まれ、1日目同様多くの予選が行われた。明大のトップバッターを務めたのは小林真名世(政経4=八王子)。400メートルH予選に出場するも、8着と結果は振るわなかったがケガを引きずる中、健闘。日本学生対校選手権を目指し、さらなる成長に期待したい。
800メートル予選で躍動を見せたのは加世堂懸(商2=仙台育英)。1日目に出場した1500メートル予選では8着と悔しい結果に。しかし、3日目の800メートル予選ではゴール前の直線で前方の選手を一気に追い抜き、1着でフィニッシュ。さらに準決勝、周囲のラストスパートに負けず、自己ベストを叩き出す走りで競り勝ち、決勝進出を果たした。
200メートル予選では中谷颯汰(農2=相洋)が準決勝進出、自己ベストをともに達成し、見事なレースを見せる。1、2日目に行われた4×100メートルR(4継)に出場し、3日連続の出走となるも疲労を感じさせない走りで、200メートルを駆け抜けた。
競歩部門、近藤岬(理工3=十日町)を本日のMVPと称したい。「今シーズンに出る大会は全部1位にしたい」と意気込んで挑んだ1万メートルW決勝。スタート直後は集団の中央にいた近藤。しかし、着実に順位を上げ集団の先頭を引っ張る。後半になると1位、2位を繰り返すも先頭は決して譲らない展開に。最後は圧倒的な差をつけ優勝。自己ベストを更新し、1位という快挙を成し遂げた。一方、主将・村越優汰(文4=横浜)もコンディションに不安が残る中、堂々とした歩きで士気を高めた。櫻井建太(法2=星陵)は中盤に失格となり、悔しさの残る結果となった。初出場の中で得た多くの収穫を生かし、先輩の背を追いかけたい。
1日目に自己ベスト出した佐田、400メートルで決勝進出した原田を有して挑んだ4×400メートルR予選。しかし、結果は6着と次の舞台へ進むことはかなわなかった。1年生ながら2、3走者に選ばれた太田瑞渉(理工1=成田)、平岡佳樹(営1=明大中野八王子)は大舞台での経験を今後につなげたい。
「チームが一丸となって応援してくれた、応援できるようなチームを幹部全員でつくり上げられたことが本当に最高でした」(村越)。今回の大会を経て、彼が目指す競走部の理想形が少しづつ形となっている。明日はいよいよ関東インカレ最終日。1部残留を達成し、最高のラストを迎えたい。
[熊谷実夏]
※レース後のコメントは後日特集記事「紫灰復然」にて掲載いたします。
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