
前戦勝利の波に乗れず 東海大に痛い敗戦/関東学生春季1部リーグ戦
暫定8位の明大は東海大との一戦に臨んだ。前半の立ち上がりは良かったものの、試合を通してディフェンス面で苦戦してしまう。逆転を許してからは追い付くことができず、今季2勝目とはならなかった。
◆4・20~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・11 対東海大戦(三郷市総合体育館)
明大38{17―20、21―22}42東海大〇
試合は太田隼斗(営4=藤代紫水)の連続得点で幕を開けた。この勢いのまま序盤は明大のオフェンスが光る。得点を重ね、6—2としたところで相手はやむを得ずタイムアウト。これを機に東海大が反撃に転じ2点差まで追い上げられるも、栃尾佑(法2=北陸)がフェイントを交え相手ゴールを脅かす。中盤まで明大リードで試合は進むが「途中から相手チームの両バックプレーヤーに打ち込まれてしまった」(加藤良典監督)とディフェンスが徐々に崩れていく。19分20秒の失点を皮切りに4連続でゴールを許し、ついには逆転され追いかける展開に。前半のうちに追い付きたかった明大だが、退場者を出してしまったことも響き、ビハインドで前半を折り返した。
迎えた後半でも悪い流れを断ち切れずさらに点差を突き放される。GK紅出勘太郎(政経4=氷見)が好セーブを見せるも、突破の糸口がつかめない。ディフェンス面も立て直すことができず、試合はそのまま終盤に。ラインを上げて相手のミスを狙い速攻を仕掛ける作戦に出て4点を連取。最大7点あった差を縮めるも及ばず、無情にも38-42で試合終了のブザーが鳴り響いた。
「ディフェンスが試合を通して修正できなかった」(加藤監督)。試合前、暫定8位であった明大にとってこの敗戦は痛い。だが下を向いてはいられない。次戦は今リーグ好調の順大と対戦。「勝つしかない。死ぬ気で頑張る」(紅出)。背水の陣で今季二つ目の白星を狙う。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
加藤監督
――試合を振り返っていかがですか。
「これまでの試合でも課題だったディフェンスのところで、今日40点以上失点しているので、もうディフェンス(が崩れてしまったこと)に尽きますね」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「来週の順大はかなり精度の高いチームですし、現在2位につけているので、格上相手に自分たちがやることをしっかりやらないといけないと感じています。(そのためにも)まずはディフェンス面をこの1週間で修正していきたいと思います」
紅出
――後半を振り返っていかがですか。
「集中しようと言って、みんな切り替えてやっていたんですけど、うまくいかず相手ペースで試合が進んでしまいました」
――後半かなりセーブ数多かったですが、どんなことを意識していましたか。
「諦めちゃ駄目だなと思って、集中してプレーしました」
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