(23)ペナルティー/関東大学秋季リーグ戦

 アイスホッケーは危険の伴う競技のため、数々のペナルティーが存在します。今回は、ペナルティーの種類や科せられる退場時間などを紹介します。

<主なペナルティーの種類>

■マイナーペナルティー
選手本人が2分間退場します。1番軽い罰則。

■ベンチペナルティー
チームの指名する選手が2分間退場します。ベンチから審判に文句などを言った場合などに科せられます。

■メジャーペナルティー
選手本人が5分間退場します。

■ミスコンダクトペナルティー(ミスコン)
選手本人が10分間退場します。代わりの選手が出場することが可能です。

■ゲームミスコンダクトペナルティー(ゲームミスコン)
選手本人が試合の残り時間退場します。

■マッチペナルティー
選手本人が試合の残り時間退場し、代わりの選手が5分経過後に出場することが可能です。ペナルティーを下された選手本人は、処分が決定するまで以後の試合にも出場はできません。

■ゴールキーパーのペナルティー
マイナー、メジャー、ミスコンの場合は他の選手が代わりにペナルティーボックスへ入ります。しかしマッチ、ゲームミスコンの場合は本人が受け、替わりのGKが出場します。

<主なペナルティー一覧>

・エルボーイング
肘を使って相手を妨害する反則

・トリッピング
スティックや足、腕などを出して相手を転ばせる反則

・フッキング
スティックで相手を引っ掛けて妨害する反則

・スラッシング
スティックでたたいて相手の進行を妨害する反則

・チャージング
ジャンプなどをして相手に体当たりをする反則

・インターフェアランス
パックを持っていない選手に妨害する反則
ゴールクリーズ内にいるGKの動きを妨害する反則

・ハイスティッキング
スティックのボードを肩よりも上にあげる反則

・ホールディング
手やスティックで相手を押さえ込む反則

・クロスチェッキング
両手で持ったスティックを相手へ突き出して相手を押し倒す反則

・ボーディング
ボディーチェックや上記の反則などで相手を激しくボードに叩き付ける反則

・ラフィング
ラフなプレーによる反則

・アンスポーツマン・ライク・コンダクト
スポーツマンらしからぬ行為による反則

・ホールディング・ザ・スティック
手やスティックなどで相手の行動を封じ込める反則

・チェッキング・フロム・ビハインド
相手の後ろから飛びかかったりなどしてチェックをする反則

・ディレッド・ザ・ゲーム
パックを故意に外に出したと思われる行為に対する反則

<その他ペナルティーのいろいろ>

□ペナルティーショット
主将が指名した選手がセンターラインからGKだけを相手にドリブルシュートをします。

□ディレッドペナルティー
ペナルティーの減員は2名までです。3人目のペナルティーは他のペナルティーが終了してから実施されるが、選手本人はペナルティーボックスに入り、ペナルティー開始まで交代者を出場させます。

□ペナルティーのコール
パックを保持している側が犯した場合は、直ちに競技は停止。逆の立場の場合は、保持している側のプレーが停止してからペナルティーが科せられます。

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