
短距離部門躍動! 1部残留へ追い風もたらす/関東学生対校選手権
関東学生対校選手権(関東インカレ)2日目は清々しい晴天の下で開催された。決勝レースが多く行われ、短距離部門の3種目で見事入賞。チームの目標である1部残留への道筋に光がさした。
◆5・9~12 第103回関東学生対校選手権(国立競技場)
◆2日目
▼男子1部100メートル準決勝
1組 神戸 10秒41 2着 決勝進出
▼男子1部1500メートル決勝
10位 新井 3分48秒56
▼男子1部100メートル決勝
4位 神戸 10秒50
▼男子1部400メートル決勝
4位 原田 46秒84
▼男子1部4×100メートルR決勝
7位 川津、神戸、中谷、鷹羽 40秒46
2日目に明大の先陣を切ったのは男子1部100メートル準決勝に出場した神戸毅裕(営2=明星学園)。安定した走りを見せ、組2着で決勝進出を決めた。決勝でも堂々の走りを見せた神戸は4位に入賞し、5点を獲得。自身が目標としていた表彰台にはわずかに届かなかったものの、明大にとっては1部残留への大きな一歩となった。
男子1部1500メートル決勝には新井晴文(法4=国学院久我山)が出場。好スタートを切り、いい位置でレースを進める。「残り300メートル辺りから足が動かなくなり、スピードに乗り切れなかった」と振り返るように後半は粘り切れず、10位でフィニッシュ。新井は「8位までに入りたかった思いもあるけれど、それほど心残りはない」と語った。ケガと向き合いながら、堅実に努力を積み重ねてきた新井の今後にも注目し続けたい。
準決勝敗退に終わった昨年度から大きく成長し、再び関東インカレの舞台に臨んだ原田真聡(文2=東農大二)。前半からスピードに乗った積極的な走りでレースを進め、4位入賞を果たした。原田も自身の目標としていた3位以内に入ることはできなかったが、主力の一人としてチームに得点を持ち帰った。そして原田は明日以降に行われる4×400メートルRのエントリーメンバーにも名を連ねており、そこでの走りにも期待がかかる。
明大勢が2日目の最後に挑んだのは4×100メートルR決勝。今大会はケガなどの影響で、出走メンバーや走順において臨機応変な対応が求められた。それでも個々の走力と築き上げてきたチーム力で、最後までバトンをつなぎ切り7位入賞。2点を獲得し、残りの2日間に出場する選手の背中を押す走りを見せた。
関東インカレの前半戦が終了し、明大の得点は12点。3日目は短距離・長距離・競歩の全ての部門でレースが行われる。今年度は“One Team”を体現するかのように、出場選手だけでなくサポートメンバーも一丸となって戦う姿が印象的な紫紺の戦士たち。今大会中にも高まり続けるチーム力を自ら追い風とし、躍動し続ける彼らから目が離せない。
[春田麻衣]
※レース後のコメントは後日特集記事「紫灰復然」にて掲載いたします。
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