
男子フルーレ 準優勝も1部昇格逃す/関東学生リーグ戦
新体制になり初の団体戦が行われた。初日と2日目は男子フルーレの4人が出場。2019年度に2部降格を経験して以来、1部昇格を目標として戦ってきた。1部との入替戦にいくためには2部優勝が絶対条件だったが、昨年度と同じく準優勝で悔しい結果となった。
◆5・8〜16 関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼男子フルーレ2部 明大――2位
初日を全勝し迎えた2日目。1戦目の青学大戦は難なく勝利し、今大会のヤマ場となった立大戦に突入する。1、2セット目は堀部聖太主将(政経4=岩国工業)、森大翔(理工4=向陽)の上級生組がリードを奪い、バトンを渡されたのは2度目のリーグ戦となった髙橋康希(理工2=横浜商科大)。ここで一気に相手を突き放したいところだったが、相手に7点を取られ逆転されてしまう。「僕が逆転されてしまって、そこで相手の流れに変わってしまった」(髙橋)。その後も流れを取り戻そうと奮闘したものの徐々に点差を広げられ、最終的には33―45と大差での敗戦で1部昇格への望みは絶たれてしまった。
準優勝以下が確定し、モチベーションの維持が難しい中迎えた最終戦。「正直、気持ちは切り替えられていなかった」(森)。相手は明大と同じく立大に負けたものの他は全て勝ってきた専大。簡単な相手ではなかった。2セット目までは10―6とリードを取られてしまうが、ここで流れを変えたのが髙橋だ。「2回も連続で負けていられないなと思った」と驚異の9ポイントを取り逆転に成功。そこからは一度も逆転されることなく点差を広げ、最後のエース対決で堀部が冷静な一突きを見せ45―35で勝利を収めた。
先月行われた日本学生カップでも選手たちは口をそろえて「1部昇格が目標」と語り、昨年度あと一歩届かず悔しい思いをしただけに今回に懸ける思いは大きかった。しかし今年度の団体戦はまだ始まったばかりだ。秋に行われる関東学生選手権では不完全燃焼に終わった今大会の屈辱を必ずや果たす。
[下元天花]
試合後のコメント
森
――立大戦の敗因は何だと思いますか。
「最初の方は良かったのですが、逆転されて自分たちのペースにうまく持っていけなかったことです。また、個人個人を見れば逆転できる能力はあるはずなのに、空気感に飲み込まれて一人一人のパフォーマンスができなかったことが原因かなと思います」
髙橋
――準優勝という結果でしたがいかがですか。
「僕たちは優勝して1部に上がる気で練習してきたのでとても悔しいです」
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