法大に逆転勝利 インカレ5連覇達成!/日本学生選手権
優勝候補の筆頭であった明大は前評判通り、神大戦、専大戦、早大戦と危なげなく勝利をつかみ、決勝まで駒を進めた。決勝戦の相手は、もう一つの優勝候補であった東洋大を破り、勢いに乗る法大。決戦前夜、菊池(政経3)は「(東洋大の負けは)すごく意外。法大はノッているので、万が一ということも…」とこぼした。そして翌日。超満員のメインアリーナで、最終決戦は始まった。両者必死の攻防を続ける中、均衡を破ったのは鈴木(政経4)の先制ゴール。しかしその後、続けざまに法大に3点を奪われ、第1ピリオドを1-3で終える。
第2ピリオド、明治はプライドを見せつけるかのような猛攻撃。パワープレーなどのチャンスを逃さず、伊藤(政経3)と今川(商1)が得点し、試合を振り出しに戻した。そして運命の第3ピリオド。ここで13分過ぎにまたもや鈴木が法大ゴールにパックを突き刺し、逆転に成功する。その後危機一髪の試合展開が続くも、これが決勝点となりゲームセット。応援席からチームカラーである黄色と紫の紙テープが鮮やかにリンクへ舞うと同時に、明大ベンチから一斉に選手が飛び出し、ゴール前は歓喜の輪に包まれた。
今この瞬間達成されたアイスホッケー部門の5連覇、そしてスケート部完全優勝――帯広の氷上が、紫紺で彩られた4日間であった。
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