
創部100周年! 関東大学2部リーグ戦直前インタビュー
昨年度の関東大学2部リーグ戦(リーグ戦)では3位と好成績を残したボクシング部。創部100周年となる今年度はさらなる飛躍が期待される。今回は5月11日に開幕するリーグ戦に向け堀太虎主将(商4=花咲徳栄)、渡辺健心(文4=黒沢尻工)、藤山成悟(商2=上市)にインタビューを行った。
(この取材は4月23日に行われたものです)
――昨年度のリーグ戦で印象に残ってる試合を教えてください。
堀:初戦の中央大学戦が一番印象に残っています。(中大は)去年1部から降格してきて、僕たちは2部に昇格して一番最初の試合で、1番の強敵との試合でした。自分はフライ級で当時バンタム級の全日本5位の選手が相手で、初戦から強敵だったんですけど、その相手に5―0のフルマークで勝てたっていうのは自信にもつながりましたし、この勝ちがあったから、勢いで残りの4戦も勝つことができたので中央大学戦が一番印象に残っています
渡辺:チームとしてはいい成績を残したと思うんですけど、個人的にはあまり納得がいっていない結果だったので、悔しさがある中で慶應大学との試合だったんですけど、相手が慶應大学のキャプテンで。その試合の1R目で大きめに相手を倒すことができて、全く自分のプレーが通用しないわけじゃないということが分かったので自信につながりました
藤山:全試合を通して自分の中では初めてのヘッドギアなしでの公式戦、大学生の試合ということで、どの試合もすごく印象深かったんですけど、その中でも特に挙げるとするならば、 初戦の中央大学戦の試合です。僕の試合は最終戦なので、勝敗が決まっていたりすることがあって。初めての試合の時にも5―1の状態で回ってきて、(チームとしては)勝てないけど、自分だけでも勝てればいいなという気持ちで試合に向かったんですけど、コーチ陣や監督からなんとしてでも残り1勝挙げてほしいと言われて、その気持ちに応えたいなと思って。判定は4―1で、結構ギリギリ勝ったという形だったんですけど、すごくいい試合だったなと思います
――昨年度のリーグ戦からどのような準備をしてきましたか。
堀:基礎体力の向上に努めていました。ボクシングをやる上でまずは基礎ができていないと、ボクシングの技術があっても動けないので。基礎体力をつけるようにラウンド数を増やしたり、補強の数を増やしたり、違う種目を取り入れてみたりとか、そういういろいろなことをしてきました
渡辺:去年までだと、あまり試合を意識して練習ができていなかったのですが(昨年度のリーグ戦で)パワーは通用することが分かったので、練習でも試合に近い動きをするということで、シャドウとかを全力で行うように心掛けていました
――4年生の方々が引退後、チームの雰囲気はいかがですか。
堀:後輩たちが抜けてしまった先輩たちに負けないよう一生懸命頑張っていて、活気があるというか、仲良く盛り上げてやっています
藤山:4年生方3人全員ほとんどフルで出場されていて。勝ち星を皆さん挙げていただいたので、ちょっと不安だなって気持ちも少しあったんですけど。あの時から1年経って、チームの雰囲気も見違えるほど良くなって。自分の同期の辻本や新しく入ってきた後輩、そして先輩方も前の2、3倍、いや、一回りも二回りも強くなっているので全然心配はないと思います
――主将として意識していたことはありますか。
堀:去年は自分も最優秀賞を取ったり、3部から2部に昇格していきなり上位に入ることができたり、今年は創部100周年っていうのもある中で、いろいろ注目されていると思うんですけど、その中で、いかに僕たちが結果を出せるか。常に昨日の自分より今日の自分が強くなっているように、日々きつい練習メニューとかを考えて取り組んでいます
――最高学年として意識していたことはありますか。
渡辺:練習中とかは、自分から声を出すというより後輩から声を出されたら、しっかり応えたりとチームを支える役目として頑張っていきたいなと思っています
――創部100周年ということで特別な思いはありますか。
堀:ありますね。そういう節目で主将を務められたっていうのがすごい、光栄ですごい嬉しいというか、OBの方とかも期待してくれていると思うので、100周年をいい形で結果を残せるように、全力を尽くしたいなと思います
藤山:そうですね。自分はまだ2年目なので、感慨深いとかはさほどなしに、気軽にリラックスしてやれたらなと思っています。OBの方たちにもすごくお世話になっているので今年は特別な年にしたいなと思っています
――初戦の相手は大東大です。どのような気持ちで臨みたいですか。
堀:自分も1年生の時に、大東文化大学の選手に3部リーグの決勝で負けているので、3部から上がってきた選手だからといって気を抜くことや侮ることなく、自分のボクシングでしっかり勝ち切りたいなと思います
渡辺:2年生の時に初戦で当たったんですけど、その時に悔しい思いをして。実力は五分五分で、体力の差で負けたっていう感じなので、警戒しているのですが勝ち切りたいと思います
――今年度のリーグ戦で意識している大学があれば教えてください。
藤山:どの大学も力をつけている大学で、新しく入ってきた大東文化大学にしても、1部から来た東京農業大学にしても、自分らも負けていられない位置にいるので、特に気にしている大学があるって言われても、ちょっと難しい話なんですけど、とりあえず全試合圧勝できればなんとかなるかなと思っています
――個人的な目標と意気込みをお願いします。
堀:個人的には去年全勝で勝ってきたので、全勝を目指して、また最優秀賞を取れるような試合内容で今年も全力で頑張りたいなと思います
渡辺:明治大学4年っていう最後の年なので、最後笑っていい気持ちで終わりたいなと思います
藤山:リーグ戦は自分が出た階級は全勝するので、あとは去年は棄権してしまった全日本選手権の方で、今年と来年きっちり優勝して、今年開催されるオリンピックの次の4年後のオリンピックに出られればなと思っています
――ありがとうございました。
[倉田泰]
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