
早大相手に7得点 プール予選1位通過で準決勝進出を決める/関東学生春季1部リーグ戦
プール予戦最終戦。明大は終始試合の流れをつかみ攻守ともに相手を上回り勝利を収めた。1年生FW竹邊優希(文1=伊万里実業)のリーグ戦初得点やMF児玉陽向(政経2=横田)の2得点など大量リードで日体大戦、東農大戦に続き白星をあげてプール予戦3連勝で準決勝に駒を進めた。

春季リーグプール最終予戦。勝って準決勝進出を決めたい明大が終始試合の流れを渡さなかった。序盤から〝超攻撃的ホッケー〟を展開し、積極的に相手陣地に攻め込むと、第1Q終了間際の14分左サイドから高く上げられたパスにFW武田元希(文3=八頭)が合わせて先制点を奪う。「強い意思でここで行かないといけないという昨年度の柴田優希(令6法卒)から教えてもらった気持ちを受け継いでできたので、そういう意味でも力をちゃんと出せた」(武田)。第2Qでは完全に明大が流れをつかみ猛攻を仕掛ける。8分に相手の反則からスピーディーに攻撃を展開すると最後はキーパーをかわし児玉が得点。さらに直後の10分にFW齋藤偉颯(法3=今市)がライン際から相手の隙間を縫うようなシュートを決め、3-0で前半を折り返す。

後半に入っても流れを維持し、第3Q1分にMF川村柊介(文4=山梨学院)がキーパーをかわして、3分にはMF吉田登以(商2=丹生)が反転してシュートを打ち得点を挙げた。疲れが見え始める第4Qだが2分に1年生竹邊優のリーグ戦初得点、7分に児玉の2得点目でさらに早大を突き放し7-0で試合終了。攻守ともに圧倒し完勝で準決勝進出を決めた。

日体大戦、東農大戦に続き3連勝でプール予戦を終えた明大。〝超攻撃的ホッケー〟 を実現し、準決勝へ続く大事な試合を大量得点かつ無失点で決めた。それでも「今日は本当に思っているような展開も多くできたので、いい評価をしてやれるかなと。ただ今後もっと強い相手が出てくるので、今後に向けてはもう1度気を引き締めてやり直さないといけないかなと思う」(新井健史監督)とチームは慢心することなく、既に次の試合を見据えている。創部101年目を迎え新たな一歩を踏み出した明大ホッケー部。新たな100年の門出を華々しく飾るべく決勝トーナメントに臨む。
[佐藤比呂]
試合後のコメント
新井監督
——プール予戦は全試合無失点勝利でした。
「無失点はディフェンダーだけではなくて、フォワードからもしっかりディフェンスするということみんなで話し合いしてやっているからなと。そこをうまくできて今日は失点につながるようなプレーはあまりなかったと思うので、よく守ってくれました。この3試合0点で抑えていることは非常に素晴らしいなと思います」
——次戦に向けての意気込みをお願いします。
「今度は2週間空いて準決勝なので、 決勝に出るためにもこれからしっかり準備していい試合をさせたいなと思っています」
竹邉優
——リーグ戦初得点でしたが振り返ってみていかがですか。
「レシーブはできていたので その後、先輩たちが支えてくださって得点できたので、自分で切り開く力をつけられたらなと思いました」
——今年度はチームで〝超攻撃的ホッケー〟を掲げていると思いますが、意識していたことはありますか。
「自分はすごいドリブルとかできないので、ちょっとしたところで取ったらパス出してという感じで。1人では絶対できないので先輩や同級生などチームと一緒に攻撃をしていくことを意識しました」
児玉
——ご自身は2得点でしたが、振り返っていかがですか。
「去年から僕は公式戦で点が取れていなくて、今回が公式戦初ゴールだったので取れてうれしかったです」
——チームとして良かった点と改善点をお願いします。
「今回の良かった点はみんなが走れていたところとみんなで点を取れたところです。改善点は自分たちが7点取っているのにも関わらず、少し相手に合わせてしまっているところがあるなと感じたので、そこは準決勝から改善したいと思います」
武田
——7-0と圧勝でしたがいかがですか。
「3年生という責任を持ちながらしっかりプレーしたのが今回力として出ました」
——〝超攻撃的ホッケー〟でのご自身の役割はどうお考えですか。
「自分自身が超攻撃的な起点としてドリブルで運ぶっていうのがまず求められているところなので、しっかり個人技を磨いた上で相手を抜くっていう味方をフォワードへとつなぐ中盤の位置でも起点となるのが重要だと思っています」
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