もはや敵無し!インカレ4連覇/日本学生選手権
明治が遂にインカレ四連覇の偉業を成し遂げた。
北の果ての街、釧路でアイスホッケー大学日本一を決めるインカレが開催された。本年度最後の大会であり、明治が大会四連覇を懸けて挑む大事な大会である。「最後の大会だから、絶対に負けたくない」(曽山・政経4)。これまでの明治を築いてきた四年生にとっては、これが最後の大会となる。負けることは許されなかった。
初戦の関大は、15―0という大差で下し、準々決勝では専大に6―0で勝つ。続く準決勝、相手は去年の秋季リーグ決勝戦で、死闘を繰り広げた強豪早大。明治にとっては今大会最大の難敵と言われていたのだが…。序盤はいつも通り互いに拮抗していた。しかし、明治が立て続けに得点すると、早大はもろく崩れ始め、終わってみれば12―2。明治圧勝となったこの試合。早大にとってはまさに悪夢の60分だったろう。
そしていよいよ決勝戦を迎えた明治。下から勝ち抜いてきた東洋大は勢いに乗っている気の抜けない相手だ。しかも、「選手達の体はもう限界を越えていた」(藤井コーチ)。激戦を戦い抜いてきた明治の戦士達の体はボロボロ。それでも彼等は全力で走り、ぶつかっていった。第1ピリオドに一挙3点を奪い、第3ピリオドにはダメ押しの2点を叩き出した。やがて明治の四連覇を祝福するブザーがリンクに鳴り響いた。
春、3位という悔し涙からインカレ制覇という歓喜の涙へ。明治は最高の形で一年の幕を閉じた。
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