早大から王座奪還、明治優勝!/関東大学秋季リーグ戦

 「まさか優勝できるとは思っていなかった」(福田監督)。 今リーグ戦、明治はチーム内の足並みがなかなか揃わず、ずっと苦戦が続いていた。

 しかし、迎えた3次トーナメント。もはや負けることが許されなくなった状況の中で、選手たちの意識が変わり始めた。1回戦で日大、2回戦で中大を破り、そして迎えた準決勝。1次、2次リーグをともに1位で通過した法大を相手に本学は6-0の完封勝ちを収める。勢いに乗った明治はもはや誰にも止められない。

 いよいよ決勝戦。会場は立ち見がでるほどの超満員の中、対戦カードはくしくも昨年の決勝戦と同じ明治対早稲田。昨年はここで早大に敗れ、惜しくも優勝を逃した本学。果たして、今年はどちらに勝利の女神は微笑むのか。

 そして、早明戦は大歓声とともに幕を上げた。序盤から激しい戦いを繰り広げる両校。ファインプレーの連続に、観客は何度も感嘆の声を上げた。試合は、まず早大が2得点を上げる。その後明治も1点を返すが、早大がさらに追加点を決め、もう試合は決まったかと思われた。しかし、諦めなかった明治が最後まで猛攻をしかけ、早大から3点をもぎ取り遂に逆転。念願の優勝を決めた。どんな逆境にも負けなかった、想いの強さが導いた価値ある優勝となった。