
出場拳士全員が入賞! 新体制でも強さを見せつける/関東学生大会
少林寺拳法部にとって今年度最初の大きな大会となった関東学生大会では、それぞれの選手が今シーズンのさらなる飛躍を期待させる演武を披露した。エントリーした拳士全員が入賞し、男子総合2位、女子総合3位、男女総合2位という素晴らしい成績を収めた。
◆5・4 第61回関東学生大会(日本武道館)
▼男子三段以上の部 阿蘓品・小田組――1位
女子三段以上の部 小林・中本組――3位
男女二段以上の部 鈴木・田中組――2位
男子単独有段の部 坂本――1位
渡辺――4位
三人掛けの部 片庭・城澤・日光――1位
男子初段の部 栗原・栁組――1位
男女初段の部 君島・三浦組――1位
男子段外の部 野崎・堀本組――2位
男女段外の部 河上・佐々木組――4位
団体の部 明大――2位
女子団体の部 明大――2位
立合評価法男子軽量級 城澤――1位
立合評価法男子中量級 日光――4位
立合評価法女子軽量級 片庭――4位
立合評価法女子中量級 中本――2位
立合評価法男子総合の部 明大――2位
立合評価法女子総合の部 明大――3位
男子総合 明大――2位
女子総合 明大――3位
総合 明大――2位
今年度も日本武道館に関東から多くの拳士が集結し、ハイレベルな演武を披露した。明大は4月に入部したばかりの新入生も多数出場。中でも主将である小田翔(商4=大産大付)と組んだ阿蘓品泰輝(商1=坂出第一)は最高部門の男子三段以上の部で見事優勝を果たした。その他にも男女初段や男子単独有段、三人掛など6部門で優勝、そして出場拳士が全員入賞するという快挙を成し遂げた。明大少林寺拳法部の拳士それぞれの強さと、チーム力の高さを見せつける結果となった。
好成績を収めたものの、拳士たちはさらに高みを目指している。小田主将は「全日本学生大会(以下、全日本)ではただ総合優勝するのではなく、全部員が出場する部門全てで1位を獲得して完全優勝をしたい」と語る。今年度もチームの雰囲気は「最高だと思います」(片庭来美・商2=大産大付)という明大少林寺拳法部のさらなる飛躍に期待がかかる。
[春田麻衣]
試合後のコメント
小田
――今回の構成でこだわった部分を教えてください。
「最後の投げ技です。凝った動きや複雑な動きをするのではなく、シンプルな構成にすることでより誰が見てもはっきり分かる演武になる。その中で最後の投げ技で他大学との違いを見せることで、まぐれの1位ではなく誰もが認める1位を目指せると思いました」
――全日本に向けて修正したいところはありますか。
「シンプルな構成を心がけていたのですが、やはり技ができていないと周りに埋もれてしまう、何か突出した技術がないと大差がない勝ちになってしまうと言われたので、最後の投げの技術や構成感をもう少しリアリティのある武的要素を含んだものにしていきたいです」
阿蘓品
――小田拳士と組んでみていかがでしたか。
「小田先輩は私が中学生のころからずっとYouTubeなどの動画で見て憧れていた存在ですので、今回1カ月と少しの間組めて幸せでした」
――練習ではどのようなことを意識していましたか。
「組演武はどうしても合わせるような動きになってしまいがちなのですが、ただの受けやすい動きではなくしっかり相手のことを狙って、戦っているような動きになるように意識してやってきました」
片庭
――演武を振り返っていかがですか。
「男の先輩方に付いていくのがすごく大変だったのですが、頑張って自分の力を出し切って優勝することができたので、とてもうれしいです」
日光駿太(商3=小松工高)
――練習で意識していたことを教えてください。
「個性の違う3人が集まっていたのでそのすり合わせなどに時間を多く割きました。お互いの個性を尊重し合って、得意な構成を作って自分たちの強みを全部活かすための練習をよくできたかなと思います」
城澤大河(政経3=札幌国際情報高)
――次の大舞台である全日本へはどのような意識で臨みますか。
「みんなで1位を目指したいです。みんなでいい結果を出して、明大にとっていい成績を取れるように全員が頑張ります」
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