
一進一退の攻防の末 ラスト1分で日大に逆転負け/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグでいまだ白星のない明大。前半は連続得点から明大のペースを保ち、4点リードで折り返す。しかし後半は優位性を生かせず、互いに一歩も譲らない展開に。同点で迎えた後半29分に決勝点を決められ、今季初白星を飾ることはできなかった。
◆4・20~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・4 対日大戦(日大八幡山体育館)
明大31{19―15、12―17}32日大〇
序盤は明大が4連続得点を果たし、いい立ち上がりを見せる。「前半は出だしが良くて、そのまま点差は縮まっても、自分たちのしてきたことはしっかりできた」(栃尾佑・法2=北陸)。その後は一進一退を繰り返すが、尾谷浩希主将(法4=愛知)の前半のみで4得点を決める活躍もあり、一度も相手にリードを許さず前半を終える。
しかし後半は苦しい時間が続く。開始直後から立て続けに得点を許し、後半5分に逆転されてしまう。その後明大に攻撃のチャンスが来るも、日大の猛攻に苦しみ、流れをつかめない。それでも後半21分、太田隼斗(営4=藤代紫水)のゴールをきっかけに明大に勢いが生まれる。GK紅出勘太郎(政経4=氷見)の連続した好セーブでペースをつかみ、4連続得点で後半25分に勝ち越す。このまま勝利目前も、後半29分に再び逆転された。「ラスト1分の接戦をいかに冷静に進めるかが課題」(栃尾)。最終スコア31―32で敗北を喫した。
前半はリードしていたものの、後半に崩れてしまった明大。「勝ち切れなかったのが1番悔しくて、内容が良くても勝てなかったら何にもならない」(小泉涼太・農2=藤代紫水)。次はインカレ王者の中大戦。「相手どうこうではなく自分たちがやってきたハンドボールをやれば結果はついてくると思うので、みんなで一致団結して勝てるように頑張りたい」(近藤佑樹・農3=春日丘)。悔しさを晴らすべく次戦へ進む。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
栃尾
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「オフェンスに関して言うと、ラスト1分以外は自分のやりたいことができて、 点も取れていたので良かったんですけど、ラストの攻撃で点を取り切れなかったのは課題です」
――チームや個人として良かったことはありますか。
「チームとしては出だし4点差くらいまで離したことは良くて、自分も持ち味のフェイントを生かせたのが良かったなと思います」
小泉
――前半にはシュートを決めたときはどんな意識をしましたか。
「キーパーの映像は見て、そのイメージ通りで打ちました」
――次戦への意気込みをお願いします。
「もう負けられないので、明日もう一回切り替えて勝てるように頑張ります」
近藤
――どのような対策をして臨みましたか。
「他のチームとはディフェンスシステムが違ったので、いつも通り自分たちの思ったプレーはできないかなとも考えていたんですけど、この1週間練習してそこに対応できたところが良かったかなと思います」
――相手のどのような部分に苦しめられましたか。
「一対一を気持ちよくさせてくれず、ディフェンスが立体だったので難しく明治の強みを制限されたのが苦しかったかなと思います」
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