男子73年ぶりのリーグ優勝! 女子は準優勝/関東大学春季リーグ戦

2024.05.04

 リーグ戦最終戦は、男子は日体大、女子は筑波大と対戦した。男子は、女子は3―2。この結果、男子は優勝、女子は準優勝となった。 バドミントン部男子の1部リーグ優勝は昭和26年以来73年ぶり2度目の快挙。

◆4・27〜28、5・1〜3 関東大学春季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
 
 本田○2-0齋藤
 
 藤原○2-0馬屋原 
 宮下・柳川組 ○2-1佐藤・吉田組
 

▼女子
 
 杉山○2-1長廻 
 小原未○2-0須﨑
 
 宮下・石井組0-2○青木・中原組
 
 本田・亀井組1-2○神山・須﨑組
 
 田代○2-0中原

 5日間のリーグ戦は今日が最終戦となった。男子はここまでの4試合を全勝しており、優勝を懸けた一戦。第1シングルスは本田光主将(商4=埼玉栄)がストレート勝ちを決め、チームに流れをもたらした。「全勝同士で日体大と戦えたので、ここはキャプテンとして1本とって、勢いづけたいという気持ちで挑んだ」(本田)。続く第2シングルスの藤原睦月(商2=埼玉栄)も勝利し、優勝へのバトンを先輩へつなぐと、ここで第1ダブルスの宮下怜(政経3=埼玉栄)、栁川蓮(商3=瓊浦)の無敗コンビが登場。リーグ戦優勝へこれ以上ないお膳立てだったが、第1ゲームを落としてしまい、その後も要所で接戦に持っていかれる厳しい展開が続いた。それでも「負けても後ろがなんとかしてくれるというのもあるし、気楽にいつも通り入れた」(宮下)と焦らず冷静なプレーを展開。強烈なスマッシュとどんな球も拾う粘り強さが織りなす積極的なプレーを崩すことなく、第2・3ゲームを連取して逆転勝ちを飾った。強敵日体大を3―0で破り、5日間を5勝0敗で終え全勝優勝の快挙を成し遂げた。

 女子は1敗で迎えた最終戦。第1シングルスには杉山凛(文3=西武台千葉)が登場。第3ゲームでは、接戦が続いたが長いラリーで相手のミスを誘いリードを奪うと、そこから一気に突き放し勝利。また第2ダブルスでは、本田胡桃(政経4=埼玉栄)・亀井菜杏(農2=聖ウルスラ学院英智)組が登場。第1ゲームの先取に成功したものの、第2ゲームではミスが目立ちリードを詰められてしまう。接戦の末第2ゲームを落とすと、その後も流れを取り戻せず敗北を喫した。2-2で迎えた第3シングルスは田代葵楓(商3=埼玉栄)が挑んだ。一進一退のせめぎ合いを制し第1ゲームを取ると、第2ゲームではスマッシュがさえ渡る。主導権をつかんだ田代は、そのまま中原(筑波大)を寄せ付けることなく21―9で制し勝利した。

 女子は首位・筑波大を破ったが、4勝1敗で並び惜しくも準優勝となった。また、男子は宮下が部内最高勝率を記録し、最優秀選手賞を獲得。新人賞を中川友那(商1=埼玉栄)・小原未空(政経1=埼玉栄)が受賞し、快挙に花を添えた。バドミントン部男子の1部でのリーグ戦優勝は実に73年ぶり。その瞬間、コートに駆け寄る選手たちの笑顔が悲願を物語っていた。

[橘里多]

試合後のコメント

――優勝の感想をお願いします。

本田主将
 「もちろんやる前から優勝が目標で、優勝だけ考えてやってきましたが、新1年生もみんな出てダブルスもいろんなペアで回しながら、それでも全試合勝って優勝できたので、全員で優勝したっていう気持ちが強くあって、すごく嬉しいことだなと思います」

栁川
 「去年のリーグで優勝できそうでできなかったので、今回は気を抜かず、優勝できる実力はあったと思うので、しっかり優勝をみんなで目指してやってくれていたのでよかったです。油断せずに東日本インカレも秋リーグも全日本インカレも全部優勝できるように毎日しっかり取り組めたらなと思います」

宮下
 「去年の秋リーグとか春リーグでは自分が2試合出て2試合負けることもあったので、それはもう二度としたくないというか。とても責任が重かったので、出たところはしっかり全部勝つということができたことが優勝につながったと思います」