強豪・大東大に敗北 ベスト8進出ならず/関東大学選手権

 初戦の明学大戦を突破し、チーム一丸となって挑む大東大との大一番。前半から大東大の強固なディフェンスに苦しみながらも、要所での3Pシュートで得点を重ねる。後半、連続得点や連続スティールで勢いをつけたが、終始大東大に主導権を握られ5673で敗戦となった。

◆4・13~5・5 第73回関東大学選手権(駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場他)

▼5・2 対大東大戦(武蔵野の森総合スポーツプラザ)

明大56{10―20、9―15、11―24、26―14}73大東大○

 スターターはPG平松克樹(情コミ4=福大大濠)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成、SF武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)。

 勝てばベスト8の第2戦、相手は強豪の大東大。第1Q、明大は小河原の3Pシュートからリズムよく得点を重ねていったが、相手のプレッシャーディフェンスに苦戦し、ミスを連発。連続得点を許し、10―20で第1Qを終えた。続く第2Qでは、相手のビッグマンとのリバウンド争いの中、明大のフォワード陣がファウルトラブルに陥る。得点も思うように伸びず、19―35とロースコアの展開で前半を終える。

 「ハーフタイムで、3ピリの頭から逆転するぞという話があった」(武藤)と、後半での巻き返しを狙う明大は、第3Q序盤、武藤のバスケットカウントから連続で得点し、流れを引き寄せる。しかしその後、相手の3Pシュートが次々と決まり、30―59と大きく点差が開いてしまった。迎えた最終Q、明大はディフェンスから流れを引き寄せた。スティールからの得点や一本一本のフリースローを確実に沈め反撃に出るが、逆転かなわず56―73で試合終了。目標としていたベスト8には届かなかった。

 「しっかりと攻めきれる、シュートで終われるようなオフェンスを意識することが課題」(小河原)と、オフェンス面での課題が見つかった今試合。悔しい結果となったが、収穫もあった。今試合で得た収穫を今後の大会にどのように生かしていくのか、期待したい。

[平良有梨奈]

試合後のコメント

武藤

──試合を振り返っていかがですか。

 「今日勝ってベスト8の壁を破るという目標があって、みんな気持ちが入っていたのですが、相手の戦術だったり、気持ちの部分で負けてしまったのかなと思います」

──今後の新人戦や、先のリーグ戦に向けて強化していきたいところはありますか。

 「まず一番はフィジカルの部分と、あとはそれぞれのシュート力だったり、相手に対応できるIQだったり、そういう部分もリーグ戦、インカレまでに鍛えていきたいです」

小河原

──対戦相手の強力なインサイド陣にはどのように対応しましたか。

 「やはり自分より大きい選手だったり、体が重い選手とリバウンドを取ることになるので、自分が取るというよりは、自分が抑えて周りの3番、4番ポジションの人に取ってもらうことを意識していました」

──最終第4Qの流れがすごく良かったと思いますが、ベンチではどのようなことを話しましたか。

 「すごく応援してくださっている方や見てくれている方、OBの方、いろいろな方々がいるので、最後までやり切るということを一つ意識して、(最後まで)ディフェンスからつなげて、少しでも点差を縮められるようにしようと話していました」