
男子は4連勝で優勝まであと1勝 女子は接戦の末敗れる/関東大学春季リーグ戦
残り2戦となった春季リーグ戦。ここまで連勝と好調の明大は男子が中大、女子が法大と対戦した。男女ともに2勝2敗で迎えた第3シングルスを、男子はストレート勝利で収めたが、女子はあと1歩及ばなかった。
◆4・27〜28、5・1〜3 関東大学春季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
中川〇2-0小林
佐藤0-2〇深井
宮下・栁川組〇2-1小野・森川組
荻原・野村組1-2〇安保・深井組
藤原〇2-0小野
▼女子
小原未0-2〇内田
田代〇2-1八木
本田・亀井組〇2-1三輪・牧野組
松本・宮下組0-2〇竹澤・橋村組
杉山1-2〇中澤
男子はルーキーの中川友那(商1=埼玉栄)が第1シングルスで登場。序盤はミスが多いながらもプッシュを打ち込むなど6連続で得点を取ると、21-15で第1ゲームを制する。「後半しっかり決め切れて勝てたので、攻められたところが良かった」(中川)と、第2ゲームも攻撃的な姿勢でストレート勝利を収めた。続く第2シングルスの佐藤瑠活(政経1=東大阪大柏原)は第1ゲームを落とし後がない第2ゲーム、19-20と1点差まで迫るも、相手の打球がネットインを連発。不運が重なり敗れた。ここで今リーグ戦全勝でチームの柱でもある第1ダブルスの宮下怜(政経3=埼玉栄)・栁川蓮(商3=瓊浦)組が圧巻のプレーを見せた。試合の続く宮下の疲労もあり第2ゲームを落とすも、栁川がレシーブで宮下の分までカバーする形を取り、第3ゲームはペースを奪い返し、21-10で勝利した。
第2ダブルスを落とし、試合の勝敗は第3シングルスの藤原睦月(商2=埼玉栄)までもつれ込んだ。第1ゲームはライン際のスマッシュが光り21-9と大差をつけて獲得するも、第2ゲームは相手の粘りと藤原のミスによりリードを許す展開に。しかし藤原は相手を四方八方に動かす緩急のある球を放ち、相手を疲弊させる。甘くなった球を決める展開で流れをつかみ、見事ストレートで白星を挙げた。この結果、男子は3-2で中大から勝ち星を得た。
女子は第2シングルスに田代葵楓(商3=埼玉栄)が出場。第1ゲームを取られるも、第2ゲームは序盤から攻めてゲームを奪い、第3ゲームも田代が優勢な展開で試合を進める。最後は威力のあるスマッシュを決め21-18で最終ゲームを獲得。2-1で試合を制した。
勢いに乗った明大は第1ダブルスを2-1で勝利するが、続く第2ダブルスが第1、2ゲームともに19-21と接戦をモノにできず悔しい敗戦を喫する。チームの勝利は第3シングルスの杉山凛(文3=西武台千葉)に委ねられた。1-1で第3ゲームに突入すると序盤は両者一歩も譲らない戦いだったが「3ゲーム目、自分の中で焦りが出てきたのかなというところで、ミスが増えたり、簡単なところで相手に備えられるパターンを作ってしまった」(杉山)と、ミスが目立ち始める。最後はライン際に落ちる相手の返球を見送るも、結果はインで惜しくも敗れた。最終的に2-3で今リーグ戦初の黒星となった。
次戦はついに最終戦。男子は日体大、女子は筑波大とそれぞれ強豪との対戦になるが、リーグ優勝には勝利が不可欠である。「明日はほぼ決勝みたいなものなので、出るとなったら必ず勝って、最後まで勝って1位になれたらと思う」(藤原)。気合いは十分だ。
[塩谷里菜]
試合後のコメント
杉山
――苦戦した点を教えてください。
「やっぱり他の相手とやるよりもラリーが長くなるし、その分試合時間も長くなるというところで、体力面が1番きつかったかなと思います」
藤原
――勝敗が自身の結果で決まる場面、どのような気持ちで試合に臨みましたか。
「2-2で自分に回ってきたのですが、自分で勝敗が決まるとか自分が負けたら負けるということはあまり考えずに試合には入ろうとしていました」
中川
――明大に入ったきっかけは何ですか。
「自分は埼玉栄高出身なのですが、埼玉栄から行く先輩方がみんな強くて、その先輩方に憧れて入りました」
――1年間の目標を教えてください。
「全日本学生選手権個人戦で優勝することです。先輩方が1年生で優勝しているのでそれに続きたいです」
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