新シーズン開幕 ダブルス3組が出場/関東学生新人選手権

2024.05.01

 期待の新人選手らが紫紺のユニホームを身にまとい戦う今年度初の大学公式戦。1日目はダブルスが行われ、千年颯太(文2=北科大)・齋藤輝心(商1=浜松修学舎)組がベスト16と健闘した。

◆4・30~5・1 関東学生新人選手権
▼男子ダブルス
千年・齋藤組――ベスト16
田中・若月組――5回戦敗退
窪・米田組――3回戦敗退

 「練習では(調子が)あまり良くなくて心配していたが、いいスタートを切れた」(千年)と3回戦まで1ゲームも落とすことなく勝ち上がってきた千年・齋藤組。ヤマ場となったのは駒大ペアと対戦した5回戦だった。第1ゲームを5―11の大差で奪われたが、第2ゲームで反撃開始。5―8と中盤まで劣勢も、齋藤のフォアハンドが決まると勢いに乗り6連続で得点する。11―9と逆転でこのゲームを取った。試合はその後フルゲームまでもつれ込んだが「相手の取りにくい、台から出るかでないか微妙なところに打つことを意識した」(千年)と冷静に戦術を組み立て見事勝利を収めた。

 ベスト8決定戦では幸先よく第1ゲームを先取するも「2ゲーム目から失速してしまった」(齋藤)とサウスポーを相手に思うような試合運びができずゲームカウント1―3で専大ペアに敗戦。それでも明大勢最高のベスト16入りを果たした。

 大会2日目はシングルス3回戦以降が行われる。「集中力を切らさずに一戦一戦頑張っていきたい」(齋藤)と気合いは十分。さらなる高みへ突き進む紫紺のルーキーたちを見逃すな。

[七海千紗]

試合後のコメント
千年
――ベスト16という結果をどのように受け止めていますか。
 「去年も新人戦に出てベスト16だったのでベスト8に行きたかったですが、いい組み合わせで来られました。練習も2週間くらいしかやっていなかったので練度が足りなかったかなと思います」

齋藤
――ペアの強みを教えてください。
 「自分があまり強い球が打てないので、自分はつないで千年さんが強い球で決める形のコンビネーションなのですが、相性は結構良いと思います」