
菊地が2連覇で世界へ/JOCジュニアオリンピックカップ
世界選手権、アジア選手権に繋がるJOCジュニアオリンピックカップが横浜武道館で開催された。昨年フリースタイル92キロ級チャンピオンの菊地一瑳(政経2=埼玉栄)はグレコローマンスタイル97キロ級で出場し2年連続で金メダルを獲得。見事世界選手権への切符をつかみ取った。またグレコローマンスタイル77キロで出場した加藤佑規(営2=宇都宮商)も3位と健闘を見せた。
◆4・27~28 JOCジュニアオリンピックカップ(横浜武道館)
▼4・27 U―20の部
[フリースタイル]
▼57キロ級
小山内――2回戦敗退
▼61キロ級
角本――2回戦敗退
▼65キロ級
髙塚――2回戦敗退
▼70キロ級
三島――2回戦敗退
▼74キロ級
和田――2回戦敗退
▼86キロ級
瀬能――2回戦敗退
[グレコローマンスタイル]
▼77キロ級
加藤――3位
▼97キロ級
菊地――1位
「絶対優勝しようと思って今大会挑んだ」。去年と異なりグレコローマンスタイルで出場した菊地。自分の強みである背負い投げを武器に決勝まで相手を圧倒し続けた。初戦、9―0と危なげなく勝つと、続く2回戦。スタンド状態から相手を背中から倒す4点技を決め、相手の反則を誘い6―0とする。そのまま、パーテレポジションでガッツレンチを成功させ準決勝へと駒を進めた。準決勝の相手は高校生。「年下だったため絶対に負けられない気持ちだった」(菊地)。その言葉通り、わずか50秒でフォール勝ちと明大生としてのプライドを見せ、迎えた決勝戦。序盤は互いに意地と体のぶつかり合いで拮抗(きっこう)した展開となる。試合開始1分でパーテレポジションを獲得すると、相手選手を1度返し3―0とリード。勢いに乗った菊地は2分半に4点の大技を決め、仰向けになった相手選手に体重をかけると、両肩がついたタイミングで試合終了。なんと全試合無失点で優勝を果たし、圧巻の強さを誇った。
U―20という制限のある今大会。同じく2年の加藤もグレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得するなど、最年長として出場した明大勢が意地を見せつけた。1ヶ月後には明治杯が行われ、日本の強者ぞろいの大会に明大からも多くの選手が出場する。「去年は3位だったのでメダルの色をよくできるように頑張る」(菊地)。明大勢の活躍から目が離せない。
[保坂啓太郎]
試合後のコメント
加藤
――明治杯に向けて強化したいところはありますか。
「今回の大会でできなかった技だったり、崩し方だったり、あとはさっきの準決勝の相手に勝てるように技の種類を増やしていきたいです」
――次の大会に向けての意気込みをお願いします。
「今大会の反省を活かして、次は2位、1位と今までの自分よりも高い場所に行きたいです」
菊地
――今大会を振り返っていかがですか。
「今大会は去年とは違ってグレコローマンスタイルで出たのですが、自分の強みの背負い投げが全部決まったので嬉しかったです」
――去年から変わったところはありますか。
「筋力アップの練習が多かったので筋肉は去年に比べてついたと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES