春季リーグ2戦目 男女そろって2連勝/関東大学春季リーグ戦

2024.04.29

 春季リーグ2戦目は男子は法大、女子は日大と対戦し、男女ともに4勝1敗で勝利した。男子は昨年度の全日本学生選手権(インカレ)決勝で惜敗した相手に白星を挙げ、借りを返した。

◆4・27〜28、5・1〜3 関東大学春季リーグ戦(日体大米本記念体育館)
▼男子
 藤原○2-0田中
 宮下2-0増本
 荻原・野村組 0-2○江頭・髙栁組
 宮下・栁川組 ○2-1奥・宮川組
 佐藤○2-0池田
▼女子
 杉山○2-0田中
 小原○2-1佐々木
 本田・亀井組○2-1後藤・牧野組
 松本・宮下組1-2○山浦・森本組
 田代○2-0今田

 男子の第1シングルスは今季初出場の藤原睦月(商2=埼玉栄)。「ケガ明けで思うようにできなくて、あまり内容としては良くなかった」(藤原)と語るも、序盤からスマッシュやプッシュといった攻撃的な構成で第1ゲームを奪う。第2ゲームもケガの影響を感じさせない迫力のあるショットで点につなげ勝利し、チームに勢いをつけた。

 続く第2シングルスの宮下怜(政経3=埼玉栄)は、第1ゲームを21ー19と接戦を制すると、強烈なスマッシュで得点を重ねストレートで勝利する。2連勝の流れに乗りたい第1ダブルスの荻原聖也(政経3=ふたば未来学園)・野村波輝(政経3=東大阪大学柏原)組だが、ミスが続き第1ゲームを10ー21で落とす。第2ゲームは2点を先取するも、その後相手のショットを返せずに7連続で得点を奪われ追いつくことができず敗戦。

 法大の声援とともに流れが傾こうとする中、前日ストレート勝利の宮下・栁川蓮(商3=瓊浦)組が登場。第1ゲームは終盤に19ー19と追いつかれるも、宮下がスマッシュでゲームポイントを奪う。最後は相手の返球がアウトとなりこのゲームを制した。第2ゲームは相手の猛攻に対抗できず、ゲームの行方は第3ゲームにもつれた。「攻めなきゃ勝てないと思ったので、自分がどれだけ相手より早く前に入れるかというのを意識して攻めた」(栁川)。この作戦が功を奏し、序盤から点を重ねると勢いそのままに勝利した。第3シングルスは大学デビューの一戦となった佐藤瑠活(政経1=東大阪大学柏原)が堂々とした戦いぶりでストレート勝利。最終的に明大は4-1で法大相手に勝利を収めた。

 女子は3試合がフルゲームにもつれ込み、3ゲームでデュースになるなど熾烈(しれつ)な戦いを見せた。勝利に王手をかけて挑んだのは第1シングルスの本田胡桃(政経4=埼玉栄)・亀井菜杏(農2=聖ウルスラ学院英智)組。序盤に6連続得点を許す場面もあったが、怒涛(どとう)の追い上げで13-13と振り出しに戻す。本田と亀井の両方がスマッシュやプッシュで攻め続け、最後は相手の打球がネットにかかりこれが21点目となった。相手の5連続得点から始まった2ゲーム目。亀井のスマッシュを皮切りに今度は明大が6点を奪った。互いに譲らず、デュースとなる。最後は本田の打球がアウトになり、25点に及ぶ接戦は日大が制した。そして3ゲーム目。本田のプッシュが決まり、12-8とリードを広げる。一時は2点差まで迫られるも同点には追いつかせず、21-18で3勝目を収めた。

[上原朋子、塩谷里菜]

試合後のコメント
宮下
――次の試合に向けて意気込みをお願いします。
 「あと三つ、一つ一つ、一日一日、目の前の試合を精いっぱい頑張ります」

栁川
――良かった点と反省点を教えてください。 
 「2ゲーム目少し足が止まってしまったのですが、ファイナルは出だしから前につめて自分たちの形をつくって攻められたことで流れを持ってこれたので、そこは良かったなって思います」

藤原
――今日の明大全体を振り返っていかがですか。 
 「宮下さんと栁川さんがダブルスでもシングルスでも取ってくれて、最後も1年生が出て勝てたので良かったかなと思います」

――新体制になってチームの雰囲気はいかがですか。 
 「すごく明治らしいっていうか仲良い感じです。去年からそうだったので、すごく明治らしいって思います」