
流経大に3―0 開幕3連勝で首位を維持/関東大学1部リーグ戦
第3節は今季初のアウェーで流経大との対戦。エース・中村と藤森が2得点を挙げて前半を折り返す。後半に入り藤森が追加点を決めて今季初の完封勝利を飾った。

現在首位を走る明大。第3節は勝ち点6で並ぶ流経大との重要な一戦となった。今試合、1ゴール2アシストと圧倒的な存在感を見せた中村が試合を動かす。「とにかく得点に関わることを意識している」(中村主将)。20分、その言葉通り藤森がショートカウンターから中村にラストパス。冷静に流し込み、待望の先制点を獲得した。さらに28分、相手のDFのスキを見逃さなかった中村が蹴り出したボールに藤森が反応。そのままネット左上に突き刺し、2―0で前半を折り返す。

後半は打ち合いが続き、拮抗(きっこう)した試合展開となるも中村が決定機をつくる。69分、中村がゴール方向へ独走すると飛び出してきた相手GKを華麗に交わし藤森にラストパス。3点目を沈めた。開幕以来、すでに5ゴールを決めるなど得点力を爆発させている藤森。「去年、得点王とアシスト王をダブル受賞した中村さんに意識していることを聞いて、それを吸収しながら考えてプレーしていくうちにだんだん何かがつかめた気がしている」(藤森)と昨季の1ゴール4アシストから目覚ましい成長を遂げている理由を振り返る。全員が敵地で見事に明大のサッカーを体現し、3―0で試合を終えた。

「圧倒していくのが今年のテーマ。失点0にどれだけこだわれるかというところでの無失点は良かった」(栗田大輔監督)と手応えを見せた。次節は、昨季2部で優勝し、1部昇格を果たした駒大とホームで対戦する。「すごく蹴ってくるチームなので、後ろの選手がどれだけ耐えて前の選手にパスをつなげられるかが大事になってくる」(小澤)。目指す場所はただ一つ。頂に向かって紫紺の戦士たちは突き進む。
[田上愛子]

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