田代、東日本インカレ23位/東日本学生選手権

1999.01.01
 インカレ前哨戦である今大会に、田代は秘策を練って挑んだ。大学から本格的に新体操を始めた彼にとって、今まで他大の選手達との、跳躍や回転技などの「タンブリング」技術の差は否めなかった。
 
 そこで打開策として「手具操作」に注目した。手具操作とは新体操で使うスティックなどの手具の操作のこと。ビデオを見て技術の研究を重ね、タンブリングの技術で開く得点の差を補おうとした。
 
 しかし、手具の操作に気をとらわれすぎた田代は、体全体で演技することできず納得のいかない成績で今大会を終える。それでも「やりたいことを試せてよかった」と収穫はあった。8月3日から行われるインカレについては「足を疲労骨折した去年よりは状態がいいので、いい演技ができると思う」と前向き。インカレでは秘策は通用するのか、期待したい。