遠藤、世界2次予選通過ならず/世界選手権2次選考

1999.01.01
 世界への壁は厚かった。世界選手権出場が期待されていた遠藤が、2次予選で敗退。順位も36人中32位と振るわず、本来の力を出し切れない、悔いの残る結果となった。
試合前から「調子はよくない」と語っていた遠藤。痛めた右ひじのケガが最後まで響いた。力技の練習が思うようにできず、練習不足がそのまま結果に出る形となった。特に顕著だったのがつり輪で、2日連続で7点台と昨年の全日本の成績をかなり下回った。また、今年度採用されている加点評価の変更も大きい。難易度の高い技を多く組み込まなければ高得点につながらないこのルールで、遠藤は痛みを抱えながらも難易度の高い技に挑まなければならず、ペースを乱した。

小林コーチ「ひじの痛みを抱えながらも調子を戻さなくちゃいけないんだけど、それができなかった。それでも真希(遠藤)は我慢してよく頑張ってくれました」