遠藤、世界選手権への第一歩/全日本選手権

1999.01.01
 2年に1回行われる世界選手権。その出場権を懸けた、1次予選が11月12日から14日の3日間、代々木第一体育館で行われた。本学からは昨年も出場した遠藤( 法2)と久保田(営2)がエントリー。
 遠藤は、1ヶ月前の右足小指の骨折を感じさせない見事な演技を見せる。アテネオリンピック金メダリストがひしめく中、ミスもなく個人総合で12位。「課題の力技の強化が生きた」(渥美コーチ)。種目別のあん馬でも、米田(徳洲会体操クラブ)ら有力選手が落下する中、安定した演技を見せ、冨田(セントラルスポーツ)、塚原(朝日生命)に次いで3位と健闘した。
 一方の久保田は、得意の跳馬が9・350で2位と好成績を残すも個人総合では40位と、1次予選のボーダーラインである36位以内には届かず。惜しくも2次予選への出場権を逃した。また、最終日の種目別決勝では跳馬で着地が決まらず結局7位に終わった。
 弱点を克服し、2次予選への切符を手にした遠藤。得意種目を生かしきれなかった久保田。両者明暗が分かれる形となった。