94㎏級で表彰台独占/東日本個人選手権

94㎏級で表彰台独占/東日本個人選手権
〈1日目〉
 強豪校が出場する今大会。明治は3階級6人の選手、松永、白石、 園田、山﨑(竜)、岡本、 佐藤(英)が出場した。
 62kg級では、岡本が積み重ねた練習の末スナッチ3回の試技全てを成功させ優勝。ジャークでも、スナッチ同様に試技を1回目、2回目とすんなり成功させるが、最後の3回目を惜しくも失敗してしまう。その結果トータルでは才田(日大)と同重量になり、惜しくも体重差により2位で終わってしまった。
 69kg級では、62kg級からの階級変更を行った山﨑(竜)の活躍が目立った。「体重を増やした分、力が出て上がるようになった」結果ジャークでは、自己新記録を142kgまで伸ばし2位に入賞。これは、階級変更を行って大成功した証とも言える。表彰台の上では久々の入賞に喜びをかみ締めた。9月に行われる東日本インカレでは「上を目指して練習をしっかりやっていきたい」とさらなる飛躍を目標に掲げた。

〈2日目〉
 前日以上に好調な選手達が目立った。まず94㎏級が明治色に染まる。全日本学生個人準Vの湊が優勝。さらに2、3位も桜庭と渡辺主将が揃って入賞し、表彰台を独占した。続く105㎏級ではスナッチで3位につけた兼島がジャーク2本目で176㎏を上げ、1位にトータルで4㎏差に迫り、2位入賞を果たした。女子も長谷川が優勝、山口も準優勝と安定した成績を残した。

 重量級を中心に活躍が目立った今大会。しかし「(結果には)決して満足していない」(兼島)。秋のインカレでの団体戦のためには「全体の成功率を高めていくことが大切」(渡辺主将)。今大会では105㎏級の平野がジャークで3試技連続成功の末、自己新記録を更新した。この「着実に記録を伸ばす」(平野)安定感こそが秋のインカレ制覇への鍵となる。