
勢いそのまま5連勝!/春季関東大学1部リーグ戦
5連勝を狙い挑んだのは学芸大。第1、2セットを奪い王手をかける。第3セットは惜しくも敗れたが、第4セットを大差で手にして勝利を収めた。
◆4・6~5・19 春季関東大学1部リーグ戦(慶大日吉体育館他)
▼4・21 対学芸大戦(慶大日吉記念館)
○明大3{25―13、25―19、21―25、25-14}1学芸大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH荒井貴穂(法1=駿台学園)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所河原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li佐々木駿(商3=土浦日大)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)
4連勝中とまさに流れに乗っている明大。対する学芸大には、昨季はフルセットの末逆転負けを喫し辛酸をなめている。立ち上がりは相手の鋭いスパイクに苦しい戦いを強いられるが、粘り強くラリーを続けフェイクを多用し相手の意表を突いて点数を取り続ける。徐々にゲームの主導権を握った明大は、最終的に25-12と突き放し第1セットを奪った。
第2セットはリードから始まったが、長いラリーの末に得点を奪われ、8-8と同点に追いつかれてしまう。一進一退の攻防が続くが、チャンスをモノにしたのは明大だった。「相手はスパイクが速くうまいチームだったので、それに対してブロックがあまり良くなかった」(岡本)と振り返るように、序盤は相手のスパイクに押されていたが、3枚ブロックで阻むとそこから攻撃に火がついた。岡本のスパイクが何度も光り点差を少しずつ広げると、最後は荒井のサービスエースで決着をつけた。
第3セットは、後がない学芸大が底力を見せて制した。セットカウント2-1で迎えた第4セット、両者共に粘り強く長いラリーが続く。油断は許されない状況の中、荒井が2連続スパイクで得点。岡本が相手のスパイクを1枚で阻む好プレーもあり、25-14と圧倒的な点差をつけて5連勝を飾った。「優勝できるよう春からチームとしてやっている。このまま勝ち切りたい」(吉田竜也・政経2=駿台学園)。頂を求め、彼らの戦いは続く。
[橘里多]
試合後のコメント
岡本
――明大の今年の強みはどのようなところだとお考えですか。
「今年になって改めてブロックのシステムとレシーブのフロアディフェンスの関係性というのを意識して練習に取り組んでいます。そういう面ではディフェンスは去年よりもいいチームかなと思っています」
金田
――開幕5連勝中ですがいかがですか。
「自分が入学してから開幕5連勝ってしたことがなくて、いつも連敗スタートが多かったんですけど、 率直にうれしいという感想もあります。ですが目標は日本一なので気を緩めることなく、そこを目指して頑張っていきたいです」
吉田
――ご自身の強みはどのようなところでしょうか。
「最初から出なくても、途中からでも自分の力を発揮できるところだと思います」
荒井
――学芸大の印象はいかがでしたか。
「幅広く攻撃してきてブロックに付きにくいですし、第3セットでしっかり立て直してきたところがやりにくかったです」
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