
春季リーグ戦開幕! 国士大を相手に黒星発進/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕した。新体制となり臨んだ一戦の相手は国士大。ディフェンスからの速攻で点を重ねた明大は前半を2点ビハインドで折り返す。しかし後半、ディフェンスの乱れから点差を離されてしまい32―39でゲームセット。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
◆4・20~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼4・20 対国士大戦(国士大多摩体育館)
明大32{16―18、16―21}39国士大〇
「前半は自分たちのプラン通りの流れでできた」(北川雄聖・農4=二松学舎大附柏)。序盤、国士大にシュートを放たれるも、紅出勘太郎(政経4=氷見)がセーブを連発。そこからの速攻で小泉涼太(農2=藤代紫水)らが連続得点を決める。昨年度課題としていた、ディフェンスからリズムをつくりオフェンスにつなげるという理想的な攻撃を披露した。点を取り合う展開が続いた中盤以降、相手の退場により数的優位となる状況も多かったが「シュートミスや点が取れていなかった時間帯が多かった」(加藤良典監督)。思うように得点を重ねることができず前半28分に2点差をつけられ、16―18で前半を折り返す。
迎えた後半、明大は積極的にシュートを仕掛けるも相手のディフェンスに阻まれてしまう。さらに相手の速攻に対応できず連続得点を許し、徐々に国士大のペースに。「ディフェンスとキーパーがどちらも合っておらず、相手の攻撃を止められない状態がずっと続いてしまった」(紅出)。後半22分から3連続得点を許し、24分にはこの試合最大の9点差をつけられてしまう。それでも終盤には速攻から尾谷浩希主将(法4=愛知)がシュートを決め、北川が連続得点に成功したが、32―39で敗北を喫した。
「オフェンスはすごく手応えを感じたので、ディフェンスの歯車がかみ合えば勝ちを重ねていけると思う」(尾谷)。試合に敗れはしたものの、リーグ戦に向けて練習してきたことの成果をつかみつつあるようだ。次戦の相手は日本代表の選手も在籍する日体大。「厳しい試合展開になると思うが粘り強さを見せていきたい」(尾谷)。今試合の手応えを糧にリーグ戦初白星をつかみにいく。
[堀口心遥]
試合後のコメント
加藤監督
――リーグ戦の目標を教えてください。
「7勝することを目標にやっているので、初戦は負けましたけど、まだあと8試合あるのでそこを目標に頑張りたいと思います」
尾谷
――リーグ戦に向けてどのような準備をしてきましたか。
「ディフェンスを中心に走り勝つチームというか、速攻で押して点数を重ねて粘り勝つチームというのを目指してやってきたんですけど、今日の試合最後の際の部分で粘れなかったなという印象です」
北川
――今試合の良かった点を教えてください。
「良かったところは前半の入りで、いつもの明治よりは良かったと思います。悪いところはミスが続いたところで、切り替える力がまだ足りないのかなと思います」
紅出
――ご自身のプレーはいかがでしたか。
「前半はよかったと思うのですが、後半は(相手の攻撃に)合わせられなかったので、シュートを止めて守れるようにディフェンスと連携をとっていきたいと思います」
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