
男子フルーレ 堀部がベスト8で主将の意地見せる/日本学生カップ
フェンシング部の2024年度がついに幕を開けた。4月19日〜21日にかけて開催される第5回日本学生カップ初日。明大からは男子フルーレに4人の選手が出場した堀部聖太(政経4=岩国工業)主将がベスト8、森大翔(理工4=向陽)がベスト16とそれぞれ最上級生の意地を見せた。
◆4・19~21 第5回日本学生カップ(駒沢体育館)
▼男子フルーレ 堀部――7位、森――14位、髙橋――17位、杉浦――46位
今春入学したばかりの杉浦敬祐(政経1=愛工大名電)は大学入学後初の試合ながら予選を通過する。しかし決勝トーナメント1回戦の相手はまさかの堀部。試合は堀部が主将としての威厳を見せ、着々と点差が開いていく。だがどんなに点差が開こうとも、杉浦は諦めなかった。積極的に動くことを辞めず最終的には主将相手に11点を取る健闘を見せた。
後輩のバトンを受け取った堀部はその後も順調に駒を進め、準々決勝を迎える。序盤は相手と点を取り合う時間が続いたが、中盤からは相手の流れを断ち切ることができず連続ポイントを許してしまう。「心のどこかで強い気持ちでいることができず、相手に流れを持っていかれてしまった」と今後の課題を見つけると同時に、今回出場したメンバーでは唯一のベスト8という活躍ぶりを見せた。
もう1人の最上級生である森。昨年度の同大会では後輩や同期がベスト8やベスト16に入る中で、自身は28位と思うような結果を残すことができなかった。昨年度男子フルーレには4年生がいなかったため、森は3年生で最上級生だったが「エースの堀部や強い後輩たちがいる中で、自分は最上級生としてのプレーができていなかった」。そんな思いを抱えながら迎えた今大会。ベンチで後輩たちが見守る中、6連続ポイントを決めるなどの活躍を見せ、ベスト16まで上り詰めた。最上級生の背中を見せた森は試合後のインタビューで「技術面でもメンタル面でも1年間を経て成長したのかなと思う」と笑顔を見せた。
まだまだ戦いは終わらない。男子フルーレが見つめる先はただひとつ。5月に行われる関東学生リーグ戦での1部昇格だ。昨年度は惜しくも2部準優勝だったが、今年の男子フルーレは必ずや勝ちを取りに行く。
[下元天花]
試合後のコメント
杉浦
――大学入学後初めての試合ですが、高校との違いはございましたか。
「フィジカル面や技術面などが高く、レベルの差を体感しました」
髙橋康希(理工2=横浜商科大)
――今日の調子はいかがでしたか。
「だいぶいい方だったと思います。足を使って動けましたしポイントの突きも良かったので、自分なりのプレーができました」
堀部
――最上級生、主将になった心境をお聞かせください。
「今日の試合から新体制が始まったばかりですが、今年は女子エペがチーム全体として全国制覇を掲げているので、僕もその目標を達成するために一生懸命頑張ると同時に、チーム全体も引っ張っていけていけたらいいなと思っています」
森
――今後の意気込みをお願いします。
「2週間後にリーグ戦がありますが、そこで1部に上がることしか今は考えていないです。今チーム的にもメンバーを考えたりしている時期なんですが、自分が点を取るという気持ちを持って頑張りたいと思います」
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