
大会9連覇達成! ルーキーの活躍も光る/東京六大学春季対抗戦
昨年度大会8連覇を達成し、今大会での優勝にも期待のかかる明大。多くの選手が自己ベスト更新を果たし、さらには大会新記録も複数樹立の好成績を連発した。1年生加入後初となる団体戦だったが、揺るがない強さを見せつけ、女子は総合4位、男子は総合優勝と大会9連覇の偉業を成し遂げた。競技、応援、どちらも白熱し、全日本学生選手権(以下、インカレ)での優勝が期待できる一戦となった。
◆4・14 第32回東京六大学春季対抗戦(立大・セントポールズアクアティックセンター)
▼男子 明大――1位
▼女子 明大――4位
ルーキーを加えたチームで初となる大会。団体戦は、1月に行われた東京六大学水泳冬季対抗戦(以下、冬季対抗戦)以来となる。早大に惜敗した冬季対抗戦から約3カ月。4学年そろったチームに期待がかかる中、明大の応援席には保護者や応援団も駆け付け、新チームでの団体戦にふさわしい熱気に包まれた。
活躍が光ったのは、3月17日~24日に行われた国際大会代表選手選考会(以下、パリ五輪選考会)でも大活躍をした田渕海斗(情コミ4=日大藤沢)。男子400メートル個人メドレーでは4分01秒73、男子200メートル個人メドレーでは1分54秒79と2種目で大会新記録を樹立した。また、五味智信(商4=湘南工科大付)は21秒44で男子50メートル自由形、小嶋壮(情コミ3=桐光学園)は58秒04で男子100メートル平泳ぎにおいて、それぞれ大会記録を更新した明大勢が勢いに乗り大活躍を見せ、自己ベスト更新を連発する。見事男子総合1位に輝き、驚異の大会9連覇を果たした。
女子はわずか4人という出場者数でありながらも、着実に得点となる結果を残し総合で4位に入った。それぞれの個人種目に加えて、リレーも全員が出場。出場レースが多数ある中でも、チームワークを発揮し、リレー中も笑顔が見られた。個人種目では、ルーキーの田村真優(営1=目黒日大)は1年生ながらに女子100メートル自由形で1位を獲得。今後の活躍にさらなる期待がかかる結果となった。
インカレの前哨戦となった今大会。冬季対抗戦で早大に負けた悔しさをバネに讃岐徳弘主将(理工4=日大藤沢)ら最高学年を中心にチームを立て直し、新制・明大で挑んだ。男子は総合順位1位になり、大会9連覇を達成。「僕たちのチームの目標がインカレ史上最高得点の500点を取って優勝することなので、それに向けてこういう団体戦の大会で負けていられない」(讃岐)。数少ない団体戦の大会でまずは1勝した明大。インカレ連覇の期待を背負い、来たる夏に向けて闘志を燃やす。
[中川美怜]
試合後のコメント
讃岐
――インカレ連覇の期待がかかると思いますが、その期待はどのように感じていらっしゃいますか。
「メンバーを見ても、僕たちが一番優勝に近いですし、優勝しなければけないと思っているので、他の大学と差をつけて500点取って優勝したいなと思います」
――このチームで迎えるインカレはどのようなものにしたいですか。
「去年初めて日本一というのを味わって、すごく感動する景色だったので、もう一回最高学年として、その景色を見たいなと思っています。ここからさらに強い代が続いていくと思うので、2連覇だけじゃなくて3連覇、4連覇目指していきたいですし、いってほしいなと思います」
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