全日本を席巻/全日本大学選手権

1999.01.01
 今大会に団体の順位がないのが悔やまれる。「得点をつければ団体でもウチが一番」(角監督)。2種目で優勝を飾り、計5種目で表彰台に立つ。創部100周年目の本学が、その長い歴史の中でも一際輝かしい金字塔を打ち立てた。
 決勝当日、雨の止まない悪コンディションの中のレースとなったが、天候すら本学の障害とはなりえない。昨年のインカレ王者島澤(営4)・松尾(商3)が貫禄を見せ2年ぶりに優勝。トップでゴールしてもガッツポーズ一つ見せない態度が圧倒的な強さをアピールしていた。続いたのは各学年のエース格を揃えた男子舵手なしフォア。高校2冠の加茂(政経1)、昨年シングルスカル全日本5位の西川(政経2)、世界ジュニア代表3回の経歴を誇る伊藤(農3)、02年舵手なしペアインカレ王者柏木(商4)。精鋭を揃いのクルーは100年目にして初めて舵手なしフォアのタイトルを本学にもたらした。
 この2種目を筆頭に国内最高峰の舞台に旋風を巻き起こした本学。インカレでもその強さを存分に誇示し、創部100周年に華を添えるだろう。