慶大にストレート勝ちで開幕3連勝!/春季関東大学1部リーグ戦

2024.04.15

 春季リーグ3戦目は慶大との対戦。第1、2セットを危なげなく奪うが続く第3セットで慶大の反撃を受ける。それでも落ち着いて巻き返しを図り、開幕3連勝を飾った。

◆4・6~5・19 春季関東大学1部リーグ戦(慶大日吉体育館他)
▼4・14 対慶大戦(小田原アリーナ)
○明大3{25―17、25―18、25―21}0慶大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH荒井貴穂(法1=駿台学園)、MB黒澤孝太(政経3=明大中野)、OP三宅雄大(文1=駿台学園)OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li佐々木駿(商3=土浦日大)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 「誰が出ても強い明治を目指している」(黒澤)と開幕から連勝を収め勢いに乗る明大。第1セットは今季主将としてチームを率いる岡本や山田の強烈なスパイクが決まり一気に点差を広げる。両者一歩も譲らず長いラリーが続くも、期待のルーキー三宅がファインプレーを見せ得点に結びつけた。そのまま一度もリードを許すことなくこのセットを奪う。続く第2セットでは山田と近藤の2枚ブロックが光った。「最近ブロックポイントが出るのはすごくいいことなので継続して練習したい」(近藤)と手応えを見せる。その後も脅威の得点力を誇る荒井が3連続ポイントを決め、18―12とする。勢いそのままに第2セットも連取した。

 ストレート勝ちを決めたい第3セット。しかしここで慶大の反撃を受け、8―9とこの試合初めてリードを許してしまう。その後は山田のスパイクや三宅のサービスエースが得点となるが一進一退の攻防が続いた。17―19と徐々に点差が広がり始めるも、岡本が2連続ポイントを決めて20―19で逆転に成功。そのまま流れを渡さずに24―21まで得点を重ね勝利は目前。岡本が決定打を放ち、見事3連勝を果たした。

 「日本一に向けてみんな頑張っている」(山田)。順調に白星を積み重ねる明大。「自分たちがやることをやれば勝てない相手じゃない」(近藤)と気合いは十分だ。日々進化し続ける〝明治のバレー〟で勝利街道を駆け上がる。

[田上愛子]

試合後のコメント
岡本
――新体制になってチームの雰囲気はいかがですか。

 「去年のメンバーがほとんど残っているチームなので、安定したバレーだと思っています。新1年生が2人スタメンで入って、若さや勢いがさらに加わったチームです」

黒澤
――チームの課題を教えてください。

 「ブロックシステムやフロアディフェンスの関係はまだまだ詰めが甘いなと思う時が多々あるので、そこを平日の練習で修正していって試合で出せればいいなと思います」

近藤
――ブロックとレシーブの関係はいかがですか。

 「序盤の方は相手のトスが高くて、僕たちも早めに飛んでタイミングが悪かったですが、終盤はサイド陣が声を掛けてタイミングをそろえてやれました。こつこつやってきたことで後ろのディグもしやすくなったと思いますし、段々と上がっていった感じです」

山田
――昨日の法大戦から修正した部分を教えてください。

 「昨日は少しキャッチが崩れて、自分たちのバレーができなかったので苦しい試合になりましたが、今日はキャッチも返って自分たちのやりたいことができた試合でした」