中村2G1A 開幕2連勝を飾る/関東大学1部リーグ戦

2024.04.13

 昇格組・関東学大との一戦となった第2節。前半は中村主将の得点とオウンゴールで2点を取ると、後半にも中村と藤森が得点を挙げて4-1で今季開幕2連勝を達成した。

 試合を決定づけたのは頼れる主将・中村だった。この試合で中村は2ゴール1アシストと貫禄を見せつけて4ー1での勝利に貢献している。開幕節から合わせると3ゴール3アシストとリーグ戦は好調の出だしだ。サイドでの起用が多かった昨季に比べ今季はツートップの一角で2試合に出場中。「サイドをやっているときも、ゴールから逆算したり自分の武器を出したりするところを意識してプレーしている。FWの方がゴールに直結できるポジションなんで、より自分の武器や特徴が生きますし、ゴールから逆算するところが日常でも意識してるところで、こういう結果として出ている」と自己分析をした。

(写真:今節フル出場をした中村)

 昨季2部2位の昇格組・関東学大に対して指揮官は「(相手を)しっかり動かして、前に運ぶサッカーに対して縦パスやトップの選手につながりをつくらせないように、簡単に収めさせないところをトレーニングしていた」(栗田大輔監督)。前半序盤から相手に主導権を渡さなかった明大は19分。桒原がパスカットで蹴り出したボールは中村の足元へ。相手GKと一対一の局面になると、キーパーの上にボール浮かす華麗なループシュートが先制点となった。その後一時は相手にゲームを握られるも、44分に大野のクロスが相手DFにあたりオウンゴールを誘発。2点目を決めて、前半を折り返した。

(写真:トップチーム)
(写真:トップチーム公式戦2戦目の大野)

 後半に入り、54分のカウンターの場面。藤森の速攻に抜け出した中村がパスを受けるとゴール方向へ直進。冷静にフェイントで相手をかわし3点目を入れる。64分にもDFと入れ替わった中村が相手陣地へ侵入すると、藤森へラストパス。藤森がネットを突き刺し4点目を沈めた。しかし得点直後、明大守備陣のパスのずれを相手に狙われるピンチを招くと失点。痛恨の一点を許したが、試合は4-1のスコアで今季開幕2連勝目に。次戦はアウェーに乗り込んで流経大と対戦をする。

[石田聖]