
優勝逃すも、課題見つける/全日本学生選手権
学生日本一を決める今大会。シングルスベスト4まで進んだ水野、軽部や、ダブルスベスト4の小野・水野組を筆頭に、明治の選手の活躍が随所で見られた。
ダブルスでは、昨年の優勝ペアである足立(法4)・松山(政経4)組が3回戦敗退と波乱こそあったものの、小野(商3)・水野組がベスト4へと勝ち進んだ。準決勝の相手は全国区プレーヤーの村森・横山組(青森大)。本学で唯一残るダブルスペアということで期待がかかったが、自分たちのプレーができず惜しくも敗退した。しかし「結果は悔しいけど課題が見つかった。プレーの幅を広げ、いろいろな対応をできるようにしたい」(小野)と次につながる試合になった。
シングルスでは、本学からは19人もの選手が出場し、あらためて層の厚さを見せつけた。その中でもひときわ光ったのは、今大会初出場となるルーキー軽部だ。準々決勝で早大の次期エース、塩野を鋭いドライブで終始圧倒。ストレートで下し、準決勝へとコマを進めた。準決勝の相手は中大の核ともいえる森下。その森下に軽部は4-1で敗れたものの、「あと1本あれば勝てた」(軽部)というようにさらなる成長が期待できる試合内容だった。
明治のエースである水野も会場の注目を集めた。今年、関東学生選手権で優勝した実力で安定した卓球を見せる。そんな水野の山場となったのは、準決勝、早大黄金時代の1角を担う久保田との1戦だった。実力が拮抗(きっこう)している2人の試合は、セットカウント3―3となり、最終セットまでもつれ込む。最終セット、水野は最初リードを奪うも終盤久保田に追いつかれ、9-10と厳しい展開に。「攻めきれなかった」(水野)。最後は勢いの勝る久保田にポイントを連取されゲームセット。試合が終わった瞬間、体育館の床に座り込んだ水野の姿が、全国レベルの戦いの厳しさを物語っていた。9―11と僅差(きんさ)での敗北。初の決勝進出こそならなかったが「優勝に届かない位置じゃない」(水野)。水野は確かな手ごたえを感じていた。
今大会、ダブルス、シングルス共に惜しくも優勝はならなかった。しかし、それぞれの選手が課題を見つけ、手応えを感じた大会となったはずだ。この悔しさをバネに次こそは全国優勝を狙う。
シングルスでは、本学からは19人もの選手が出場し、あらためて層の厚さを見せつけた。その中でもひときわ光ったのは、今大会初出場となるルーキー軽部だ。準々決勝で早大の次期エース、塩野を鋭いドライブで終始圧倒。ストレートで下し、準決勝へとコマを進めた。準決勝の相手は中大の核ともいえる森下。その森下に軽部は4-1で敗れたものの、「あと1本あれば勝てた」(軽部)というようにさらなる成長が期待できる試合内容だった。
明治のエースである水野も会場の注目を集めた。今年、関東学生選手権で優勝した実力で安定した卓球を見せる。そんな水野の山場となったのは、準決勝、早大黄金時代の1角を担う久保田との1戦だった。実力が拮抗(きっこう)している2人の試合は、セットカウント3―3となり、最終セットまでもつれ込む。最終セット、水野は最初リードを奪うも終盤久保田に追いつかれ、9-10と厳しい展開に。「攻めきれなかった」(水野)。最後は勢いの勝る久保田にポイントを連取されゲームセット。試合が終わった瞬間、体育館の床に座り込んだ水野の姿が、全国レベルの戦いの厳しさを物語っていた。9―11と僅差(きんさ)での敗北。初の決勝進出こそならなかったが「優勝に届かない位置じゃない」(水野)。水野は確かな手ごたえを感じていた。
今大会、ダブルス、シングルス共に惜しくも優勝はならなかった。しかし、それぞれの選手が課題を見つけ、手応えを感じた大会となったはずだ。この悔しさをバネに次こそは全国優勝を狙う。
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