決定力欠けた試合/全日本学生選手権

1999.01.01
 今年最後の公式戦となる本大会。先日行われたリーグ戦では、気持ちの面での問題がさらに技術的な面にまで影響し、多くの課題を残す結果となった。本大会は、それらの課題をどこまで克服したかが問われる大会であり、そしてまた、4年生にとってはこれまでの集大成を見せる場でもあった。
 序盤から、積極的にボールに向かっていく本学。それぞれがレベルの高い個人技でボールを運び、パスをつないでく。しかし、あと少しというところで得点に結びつかない。この試合、本学は前半だけで5回、後半11回、計16回のPC(ペナルティー・コーナー)があった。ホッケーの試合においてPCは得点のチャンスであり、これまで本学はこのPCも一つの課題として取り組んできた。しかし、結局PCから得点が決まることはなかった。「決めるとこをちゃんと決めていかなきゃいけない」(武藤主将・営4)。試合開始から流れが停滞し、互いに得点が決まらない。そのまま勝敗が決まることはなく、決着はPS(ペナルティー・ストローク)戦までもつれこみ、2-1で本学の勝利。
 「厳しい試合だったけど次につなげて良かった」(武藤主将)。決定力に欠けた今回の試合。まだまだ課題は多くあるが、次負ければそれが今年最後の試合となる。悔いの残らないように最後までモチベーションを高く持ってプレーしてもらいたい。