
6位で終了も今後につながる大会に/東京六大学対校大会
明大、東大、早大、慶大、立大、法大の6校で争う六大学対抗戦(六大学)。順位は6位に沈んだものの、鷹羽柊弥(法3=盛岡第四)が敢闘賞に輝いたほか、多くのルーキーがデビューを果たすなど今大会を皮切りに始まるトラックシーズンに向け己の立ち位置を見つめる良い機会となった。
◆4・6 第57回東京六大学対校大会(慶大日吉陸上競技場)
▼女子三段跳(OP)
椎名 3位 10m79
▼男子100メートル予選(対校)
1組 上新 4着 10秒59
2組 神戸 1着 10秒39
▼男子100メートル決勝(対校)
神戸 5位 10秒41
上新 8位 10秒50
▼男子200メートル予選(対校)
1組 鷹羽 2着 21秒35
▼男子200メートル決勝(対校)
鷹羽 2位 21秒34
▼男子110メートルH予選(対校)
1組 飯島 3着 14秒52
▼男子110メートルH決勝(対校)
飯島 5位 14秒46
▼男子400メートルタイムレース(対校)
1組 平岡 4着 9位 49秒60
2組 古俣 3着 4位 48秒57
▼男子5000メートル(OP)
1組 佐久間 1着 14分44秒00
2組 宮下 5着 14分52秒25
脇坂 6着 14分53秒76
新谷 15着 15分06秒27
3組 東原 2着 14分10秒71
土田 17着 14分41秒11
乙守 22着 14分50秒57
井上 25着 15分00秒96
▼男子4×100メートルR決勝(対校)
鷹羽、神戸、中谷、上新 2位 39秒69
▼男子走幅跳決勝(対校)
竹内 4位 6m95
▼男子1500メートル(OP)
1組 新井 1着 3分51秒64
▼男子1500メートル(対校)
加世堂 3位 3分49秒91
野川 8位 3分53秒31
▼男子3000メートルSC決勝(対校)
小林 4位 9分01秒42
▼男子5000メートル決勝(対校)
古井 9位 14分16秒56
大湊 10位 14分35秒19
▼男子5000メートル(OP)
4組 堀颯 1着 14分02秒89
成合 3着 14分04秒55
▼男子4×400メートルR決勝(対校)
佐田、古俣、平岡、原田 4位 3分17秒51
満開の桜に見守られる中で始まった今大会。予選からスタートしたレースは全て決勝進出を果たした。敢闘賞に輝いた鷹羽は3本のレースに出場。対校200メートル決勝では予選で課題となったコーナリングを修正し、見事2位でフィニッシュ。「思っていた以上の結果になった」と確かな手応えをつかんだ。対校4×100メートルRでも安定感のある走りを見せ39秒台の2位という好成績に貢献。ケガを乗り越え、主力として戻ってきた今年度はさらなる活躍を期待させる。最終順位の懸かった対校4×400メートルR。会場の熱気も最高潮に達し各校の応援が飛び交う中、スタートの号砲が鳴り響く。終盤まで上位争いを展開していたが、4走の原田真聡(文2=東農大二)がバトンを落とすアクシデントにより、惜しくも4位に終わった。関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向け、収穫と課題の両方が見つかる結果となった。
今年度駅伝主将を務める新谷紘ノ介(政経4=世羅)、箱根駅伝で好走した大湊柊翔(情コミ2=学法石川)はそれぞれオープン5000メートルと対校5000メートルに出場。本来の力を発揮できず、2人とも課題の残る結果に。一方で、古井康介(政経3=浜松日体)が自己ベストを更新したり、オープン選手として出場した堀颯介(商3=仙台育英)が上位フィニッシュするなど明るい要素も。3000メートルSCに出場した小林周太郎(営2=伊賀白鳳)は、昨年6月以来となる同種目への出走となったが、ベストコンディションでレースに臨み見事自己ベストを更新した。
いよいよ本格的にトラックシーズンが始まっていく。今年度巻き返しを誓う明大にとって、今大会がデビュー戦となった1年生を含め、全員が気持ちを新たに結束力を高めていく必要がある。他校のライバルを身近に感じられる六大学は、そのことを今一度確認する絶好の機会となったに違いない。
[加藤菜々香]
※レース後のコメントは順次「紫灰復燃」にて掲載いたします。
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