
春季リーグ初戦 筑波大に3-1で勝利/関東大学春季1部リーグ戦
春の訪れとともに、リーグ戦が開幕した。初戦は筑波大との対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットを逆転で奪い、勢いに乗った明大が第3、4セットを連取し勝利した。
◆4・6~5・19 春季関東大学1部リーグ戦(慶大日吉記念館他)
▼4・6 対筑波大戦(東海大湘南校舎)
〇明大3{25-23、19-25、25-23、25-23}1筑波大
〈スターティングメンバ―〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、O H荒井貴穂(法1=駿台学園)、M B黒澤孝太(政経3=明大中野)、O P三宅雄大(文1=駿台学園)、O H岡本知也主将(政経4=五所川原工)、M B山田美雄(政経3=東福岡)、Li佐々木駿(商3=土浦日大)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)
第4セット
岡本⇄OH前嶋悠仁(法3=日本航空)
チームには新たな風が吹いている。髙橋洋史新監督を迎え、出場も4年生は岡本1人。スターティングメンバーには、三宅、荒井のルーキーコンビが名を連ね、その2人が終始躍動した。第1セット、明大は相手にスキを与えないスピード感のある攻撃で攻める。序盤で3点差をつけると、その後は筑波大の猛追を受けるも振り切り続け、ほとんどリードを許すことなく第1セットを奪う。しかし第2セットはサーブミスや相手のクイックで点を許すことが多かった。「初めてプレーする体育館で、奥行きがいつもより広かったので感覚が違いサーブが不安定だった」(三宅)。25-19と点差をつけられたままセットを奪われた。
巻き返しを図る第3セット。一時は5点差まで離された明大だが、ここから起死回生の逆転劇が始まった。最高到達点322センチを誇り、打点の高さが魅力である三宅のクロスが幾度も火を噴き、4連続得点で逆転に成功した。この間サーブを務めた荒井はサービスエースでの得点もあり、まさに新世代を象徴する二人が嵐のように駆け巡り第3セットをモノにした。第4セットでも流れを渡さなかった明大。黒澤の高身長を生かした上から打ち下ろすようなスパイクが局所で光り、着々と点を重ね勝利した。
最高のスタートを切った明大。「チームとしてはもちろん全勝してリーグ戦で優勝するのが目標」(岡本)。昨年からメンバーが大きく変わった明大だが「明治らしく」という言葉がどの選手からもこぼれ、伝統は健在。リーグ制覇へ、最初の一歩を踏み出した。
[橘里多]
試合後のコメント
岡本
――現時点での今年のチームの特徴はいかがですか。
「基本ミドルを中心としたサイドの速いコンビバレーっていうのは去年から引き続きやっているのですが、ブロックとレシーブとの関係というのを、今年は具体的なシステムとか戦術っていうのを取り入れてやっているので、去年よりさらにディフェンス力を意識したチームだと思っています」
――リベロには佐々木と磯脇が入りました。
「この形は結構もう形として出来上がってると思っていて。佐々木はやっぱりサーブレシーブに定評があって去年からサーブレシーブの要でもあったのでそういうところでやってもらっています。逆に磯脇はサーブレシーブよりかはディグ、反応の速さであったり位置取りっていうのがいいと思っているので、2人の長所をしっかり発揮できるような感じです」
荒井
――ご自分のプレーで反省点はございますか。
「ディグの面では、自分のボールなのに取れなかった場面があったので、どちらかというと守備の面で次もっと貢献できたらいいなと思いました」
三宅
――第3セットの逆転は見事でした。
「負けている時は自分のミスだったり、レシーブ面でうまくいかないところがあったのですが、もう一回徹底して、ブロックやレシーブというところでリズムをつくれてたので、攻めてこうっていう話もあったので、ああいう雰囲気でできたと思います」
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