1次リーグ初の黒星。早大に敗北/関東大学秋季リーグ戦

 遂に迎えたライバル・早大との一戦。すでに先日の東洋大戦で1次リーグ戦の上位通過を決めていた本学だが、早大の速さに圧倒され敗北。1次リーグ戦、初の黒星となった。

 スタンドを埋め尽くすほどの観衆の中、第1ピリオド開始の火蓋が切り落とされた。開始10分11秒、まず早大が先制点を挙げる。しかしその直後に畑中(政経4)のパスに江端(法2)が応えてシュートを決め同点とし、そしてまた3分後、早大もすかさずゴールを決めて突き放しにかかる。だが、本学も負けずに外崎(政経2)と梁取(政経3)のアシストを受けた田中(政経2)のショットがゴールネットを揺らし、ゲームを再びふりだしへ戻した。両校一歩も譲らず、取られては取り返してのシーソーゲームが続いた。
 しかし同点のまま試合を折り返そうとしたそのとき、ゲームが動いた。終了50秒前、早大のすばやい攻撃で1点差。そして追い討ちをかけるように終了のブザーと同時に小川(早大)のタイミング良いパスを金子(早大)がシュート。一気に2点差に引き離されて、第1ピリオドを後味悪く終えた。

 気持ちを切り替え臨んだ第2ピリオド。第1ピリオドを守った寺島(政経1)に代わって浅利アイスホッケー部門主将(政経4)が入り、FW陣も逆転目指して果敢に攻撃を仕掛ける。そして今ピリオド開始15分。近藤(営2)のパスを受けた梁取が狙いをすまして放ったショットがきれいに早大のゴールネットを揺らした。その後も本学は幾度とシュートを放ってチャンスを作り、相手のゴールを脅かす。
動きの良くなってきた明治。第2ピリオドで試合はどうなるか分からなくなってきた。

 そして泣いても笑っても最後の第3ピリオド。第2ピリオドで勢いづいた本学だが「(第3ピリオド)始まって早々動きが完全に悪かった」(田中)。開始25、28、33分と立て続けに早大のゴールを許し、一方本学は島影(法3)のシュートを最後とし、悔しい結果で試合の幕を閉じた。

 「早大相手だと選手のモチベーションも上がる」(藤井監督)と意気込んで臨んだ今試合だったが「誰かがやってくれるという安心がある」(田中)と課題の残る結果となってしまった。それでもまだ1次リーグ。本学はこの悔しさを力に変えて、残る日体大戦・大東大戦に臨み、さらなる成長を遂げて2次リーグを迎えてほしい。