第1回1年生編
※なお、1年生では他に松本昂大(情コミ1)が予選会メンバー入りしましたが、取材の都合により今回の企画では扱っておりません。
――長期の北海道合宿と先日の菅平合宿
を終えての成果を教えてください。安:長い距離に対応できたことです。
遠:高校で20km以上の距離を走ることがなかったから(この合宿で)不安が取れました。
気持ち的な部分で充実しました。
石:長い距離を走ることで体力も精神力もつきました。20kmになったとき3km半分のペースでどれだけ落ちていけるかが問題となるので、まず20kmという距離を予選会で経験 して本選や全日本でしっかりとつないでいきたいです。
久:高校よりも多い量を走りこんで、自信がつきました。夏合宿明けにレースで結果が出せなかったけど、その中で菅平に行ったことで調子を取り戻すことができて良かった。
――高校のときの合宿との違いはどのような部分でありましたか?
安:やっぱり距離の部分と日数です。高校の時は3泊4日くらいでしたが1ヵ月に変わったというのが大きく違いますね。
遠:安田くんと一緒で日数が違いますね。あと長い時間なので焦らずじっくりと体を作って
いけるという意味で故障が防げたと思います。
石:高校がたいしたことなかったので距離と質が違うんですけど、その中で一日一日力が ついてるなって肌で感じることができました。また故障もなくきてることが自信になって ます。生活面では高校からしっかりとやってきたので大学になっても延長線で、今回 (合宿は)長かったけどきついなって感じはなく、むしろリラックスして臨めました。
久:高校のときは短い1週間の合宿を3回位にわけてたので長い距離を走るというより、 精神的な面を鍛える合宿だった。大学では高校の時より期間は長くなったけど精神 的なゆとりをもったなかで練習に集中できて、体の調子をみながら抜いたりすることが できたので1回1回の練習が身につきました。
――合宿中のオフの過ごし方は?
安:近所ウロウロか昼寝ですね。
――近所ウロウロはどなたと?
安:石川くんと久國くんと松本(昂)くんと遠藤くんですね。(笑)
――遠藤くんのオフの過ごし方は?
遠:寝て体力回復と近所ウロウロと(笑)観光名所に行きました。札幌と函館です。
安:小樽ちゃう?
遠:あ、小樽です。(笑)
――石川くんと久國くんは?
石:友達や上の人達と過ごして話とかすることでリラックスできたと思う。逆にコミュニケーションとれないと自分らしさが出ないので。
久:寝るかフリーかですね。
――では自分のアピールポイントを教えてください。
安:バネ(跳ねる力)がストライド(走るときの歩幅)よりも強いことで、あとロードと長い距離が得意です。
遠:力はほかの3人と比べたら劣りますが、ここまで故障なくきていることが力のついてきて る理由だと思います。
石:練習やレースで思い切った走りができることです。というよりそれを心がけてます。あと自分らしさが発揮できることです。
久:何事も嫌がらずにちゃんと明るくやることです。
――ここにいる3人のそれぞれの印象を教えてください。
安:遠藤くんは50歳です!(笑)
遠:こんなこと書かれたらたまったもんじゃないよ!友達も見るんだから!(笑)
安:人の細かい所によく気付きます。で石川くんはストイックで何事にも熱心です。久國くんは寮の仕事とか進んで自分からやる頑張り屋さんです。
遠:安田くんは冒険大好きで活発でおもしろいです。石川くんはメリハリのうまい子で陸上に対する集中力は人並みはずれたものがあります。あとトークがおもしろいです。久國くんはチームのことを第一に考えて、人の気付かないところで気を利かせています。あと関西人なのでしゃべりもうまいです。
石:安田は高校とかの実績で見てたからイメージがあったけど、うぬぼれとかおごり高ぶる感じは全くないです。意識も高くて、普段と練習のメリハリがあります。明らかに高校のときよりも力はついてきているのであとはキッカケだけですね。遠藤は練習をレースで生かせてないので、あとは本人の気持ち次第です。予選会メンバーに入れる力は持っているので。レースがダメでかなりへこむ部分があるので気持ちの切り替えがうまくできればいいと思います。久國は合宿でも普段でも一緒にいることが多いです。レースでダメでも反省して修正する能力があるので予選会に出る力はあります。
久:安田は高校のとき同じ近畿地区で走り(のレベル)が全然違いましたね。あと女ったらしのイメージがあったんですけど(笑)大学で全然そんな嫌なやつではなくて。むしろ部を盛り上げるボケ的存在です。遠藤は練習で自分より走れてるのでそれを発揮できれば強くなれると思います。石川は高校のときは怖いイメージがあったんですけど今は話しやすい存在でよく一緒にいます。陸上への意識が高くて、1年でも結果が出てるし、これから明治を引っ張っていく存在になると思います。
――では最後に、今願いが一つかなうなら何をお願いしたいですか?
安:何事にも屈することない強じんな精神力が欲しいです。
遠:世界平和。
――中村(智春・文2)さんとかぶってますね。(詳しくは次回参照)
安:(爆笑)
遠:痛い…もう1回いいですか?(笑)
――では石川くんと久國くんは?
石:箱根で優勝…って言いたいところですがまずは箱根に出場することです!
久:かわいい彼女が欲しいです!(笑)
――それでは最後にもう一度遠藤くん!
遠:みんながケガしないように。
安:世界の?(笑)
遠:いや、明治大学競走部のみんながケガしないように!!(笑)
【伊東取材メモ】
1年生は、仲のよさが際立っていた。また大学1年目で箱根や全日本という舞台を目の前にしているのに、とても落ち着いている感じがあった。今回取材を受けてくれた4人のほかにも超大型ルーキーの松本昂大など、1年生はもう既にこの明治大学競走部になくてはならない存在になっている。あとは大きな大会でどれだけ持ち前のセンスを発揮できるかが楽しみだ。
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