
第2回 6月24日は全日本大学駅伝予選会!
(以下、I…池邉主将、N…西駅伝監督)
――昨年は22秒という僅差で敗れましたが、今年はどのように戦っていこうと考えていますか?
I:やっぱり1人ひとりが今年こそは(本戦に)出るんだぞっていう気持ちを持って、各組ごとで自分の走りがしっかりできればいい結果になると期待しています。N:今の所のエントリーは、1組が田中(法4)と北條(文1)、2組は池邉と尾籠(文4)、3組に東野(商2)と石川(政経1)、そして4組は岡本(政経4)と松本(情コミ1)といった布陣でいこうと考えています。
――このエントリーはどのように決められたのですか?
N:今までの練習の流れと試合での結果を見て決めました。まあ現時点では、これがベストですね。ただ、駅伝というのは1人ひとりが集結して1つの距離を争っていくわけですけれど、今現在残っている選手(エントリーされていない選手)の中で安定して走れる選手はそんなにいません。このままでは箱根駅伝はダメですよね。まだもたついている選手達が何人かいるので、そんな選手達がこの予選会をきっかけにいかにあがってくるか。
I:1、2組目は意外でした。西さんの話だと、自分はまだ1組に向いている気がするんですけど…。
――その話とは?
I:1組目を29分半でいけるかといわれて・・・
N:1組目のレースっていうのは、あんまり速くないんですよ。昨年1組目で(池邉は)2番目だったんですけど、今年は昨年よりも良くなってきているから1組ではもったいないかなと。(レース展開が)スローになってもタイム差は広がらない。1、2組目の場合、まあまあのところでいけば5、6、7000mまではそんなにペースが上がらないと思います。あとはスプリントでどこまで後半グーンとのびてこられるか。そうなってくると去年より調子の良い池邉は2組のトップにはなれるのではないかなと思います。1組でしのいで2組で少しかせいでおかないとね。
――2組のトップということについて(池邉主将は)どう思われますか?
I:はい。もちろん1、2組目についてはトップになる自信はあります。この間のゴールデンゲームズでやっと高校の時に出したベストを更新できたので、きっかけはつくれました。
――今の時点でのチームの状態は?
I:まだ4年生が安定して走れていない感じはするんですけど、ある程度は調子をもってきています。なにより松本が関東インカレとインカレでいい走りをしてくれたのが、いい刺激になっている。やっぱり1年生が1番速いっていうのは、4年生としてもイヤなので、負けないように練習でも頑張っていこうとしています。また、そんな姿を見て、他の人も以前より質の高い練習ができるようになっているので、それなりに今はいい雰囲気だと思います。
――1年生は1万mの経験が少ないと思われるのですが…
N:そうですね。多少の心配はありますが、5000mの状態と練習の流れからすれば1万mくらいはいけるだろうとは思います。自信があるというわけではないですけど、まあ大丈夫だろうといった感じです。
――上級生については?
N:上級生に関しては特に心配はないですね。ただ1つの気になるのは、今回はいつもよりも試合日が2週間程遅いということ。これにより気候がどう変わってくるかが問題です。今はまだ涼しいほうですが、来週以降に気温が上がってきて、スピードレースよりも耐久レースにレース展開が変わってきた場合にどう順位が動くのか。例えばスピードレースになった場合だと2組の尾籠が不安ですが、耐久レースなら尾籠はある程度粘れるでしょう。だけど、また耐久なら苦手な選手も中にはいる。その辺のいい選手悪い選手がどうでてくるかがカギを握っています。
――それに対する特別な練習は?
N:それは特にありません。練習は変わらずいつもどおりですね。
――先日、ミーティングを行ったそうですが、どのようなことをお話しされたんですか?
I:この間は「このままじゃ本戦に出られないから、もうちょっとみんな1人ひとりが考えて頑張っていこう」といった感じで話しました。
N:昨年は22秒で逃しましたが、今年は昨年より状況が厳しい。昨年まで7校だった枠が今年は6校までしか出られませんから(※1)。それに今回は東海大、順大が(予選会へ)落ちてきている。その中でどう勝ち取っていくか。選手達には昨年度の箱根の予選会と同じようにある程度のプレーシャーというか緊張感を持たせて、6月24日につながっていくような練習の流れと試合の結果を追い求めてきました。常に24日の予選会に集中して、それが終われば少しのんびりしようと。
――他大学で注意しているところは?
N:気にしているところは全部で10校です。そのうちの6校しか選ばれないから、いかに1人ひとりがきっちり走っていくか。昨年がようやく31分をきったのが8人中6人、その前は3年間で24人中6人しかいない。つまり、31分かかったらダメなんです。全員が10番以内にゴールすれば理想的ですね。
――池邉主将はどういったレース展開を考えていますか?
I:その時のレース展開に合わせて、余裕があれば後半に出て、少しでも(タイムを)稼げるようにしたいです。
――全体としてどのような戦いを予想されますか?
N:1人ひとりが普段どおりの力を出せばいけると思います。ただ、逆に1人でもポカしたらもうダメ。誰かでブレーキがかかるようなら、その分後ろの組に負担がかかりますから、最終組にある程度冒険させないといけなくなります。1、2、3組終わった時点でどの位置にいるか。そういった意味では1、2組がヤマ場ですね。調子が良くてもあるから分からないね。もしものことがないように万全の注意を払っていかないと。本当に激戦の中でやっていますから。一人ひとりがきっちり走っていく。ただタイムよりもそのレースにいかに乗っていくかですね。
――全日本大学駅伝予選会に向けてのチームの雰囲気は?
I:みんなは全日本大学駅伝に出たいと思っているから、1人ひとりが自主練習でも目標を持ってやっているので、今回出られない人も予選会を通って本戦にいけば全日本大学駅伝で走るチャンスはあるんで、チーム一丸になっています。
――最後に予選会への意気込みをお願いします。
I:全日本大学駅伝予選会を突破できるようになんとしてでも頑張ります!また、出場する選手だけでなく全員で、OBや応援に来てくださる方の期待に応えられるようしっかり頑張っていきます!!
※1 昨年、全日本大学駅伝での関東の推薦枠(出場枠)は4から7に増えた。しかし、関東学生陸上競技連盟が定めた特例により、箱根駅伝の上位3校については出場希望があれば、予選会に参加しなくても本戦の出場資格を得られることになっている。今年の場合、箱根駅伝で優勝した亜大がその特例に該当するため、予選会は(1つ減った)6つの枠を懸けて争われる。
6・24 応援に行こう!
◆秩父宮賜杯第38回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会 (代々木公園陸上競技場)
<会場への行き方>
JR原宿駅から徒歩10分
JR渋谷駅から徒歩15分
営団地下鉄千代田線明治神宮前から徒歩10分
営団地下鉄千代田線代々木公園前から徒歩6分
小田急線代々木八幡駅から徒歩7分
1チーム10名のエントリーを行い、当日8名が出場します。1校2名ずつ、4組でレースを行い、8名の合計タイムの上位6校が本戦の出場権を得ます。1組目は18:00スタート。箱根路を駆けるような大学のトップランナーも出場し、ハイレベルな戦いが繰り広げられます。是非、会場に足を運んで紫紺のランナー達に声援をお送りください!
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