明治の松本、日本の松本へ/日本ジュニア
松本昂大が、7月8日に島根で行われた全日本ジュニアオリンピックカップの男子5000m種目で2位の快挙を果たした。この結果、今大会の成績と今までの実績を評価され、来月15~20日に北京で行われる第11回世界ジュニア選手権大会への出場権を獲得した。レースは20日の午後7時05分(現地時間)に行われる。4月の世界クロスカントリージュニア代表に続き、松本自身2度目の世界の舞台に挑むことになる。
松本は全日本インカレ後に調子を落とし、今大会も直前まで不安を拭い去れなかった。中学時代から診てもらっている医師までも会場まで駆けつけたほどだったが、それで逆に「結果を出すしかない、と思った」という。そして「調子が悪いなら、悪いなりに」勝つ走りを目指した。松本の決して諦めない姿勢は本番のレースで見事に爆発、日本ジュニア2位という本人も予想しないほどの快走を見せた。
度重なるレースによる疲労で、現在も決して調子が戻っているとはいえない。目標は「しっかりと自分の力を発揮すること」。世界の舞台を前にしても、決して浮き足立っていない。北京での力強い走りに期待が懸かる。
◆まつもとこうだい 情コミ1 佐久長聖高出 171cm・56㎏
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